Trend Micro Security

JAVA_EXPLOYT.FF

2013年8月16日
 解析者: Rika Joi Gregorio   

 別名:

Exploit:Java/CVE-2012-1723(Microsoft), Exploit-CVE2012-1723.gen.a(McAfee)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows Server 2003, Windows XP (32-bit, 64-bit), Windows Vista (32-bit, 64-bit), Windows 7 (32-bit, 64-bit)

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: トロイの木馬型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: はい
  • 感染報告の有無: はい

  概要


マルウェアは、他のマルウェアのパッケージとともにコンポーネントとしてコンピュータに侵入します。 マルウェアは、Webサイトに組み込まれており、ユーザがアクセスすると実行されます。

マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

マルウェアは、バックドア活動の機能を備えていません。

マルウェアは、ダウンロードしたファイルを実行します。

マルウェアは、情報収集する機能を備えていません。


  詳細

ファイルサイズ 不定
タイプ Java Class
発見日 2013年8月12日
ペイロード ファイルのダウンロード

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアのパッケージとともにコンポーネントとしてコンピュータに侵入します。

マルウェアは、Webサイトに組み込まれており、ユーザがアクセスすると実行されます。

感染活動

マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

バックドア活動

マルウェアは、バックドア活動の機能を備えていません。

ダウンロード活動

マルウェアは、以下のソフトウェアに存在する脆弱性を利用して感染活動をします。これにより、不正ファイルがダウンロードされます。

マルウェアは、以下のファイル名でダウンロードしたファイルを保存します。

  • %User Temp%\{random file name}.exe

(註:%User Temp%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。)

マルウェアは、ダウンロードしたファイルを実行します。

マルウェアは、特定のWebサイトから不正なファイルをダウンロードします。マルウェアがアクセスするWebサイトは、このマルウェアのコンポーネントから取得する以下のパラメータにより決まります。

  • bscwbGhwPm
  • DAqwOld
  • cQOiU

情報漏えい

マルウェアは、情報収集する機能を備えていません。

その他

マルウェアは、ルートキット機能を備えていません。


  対応方法

対応検索エンジン: 9.300
初回 VSAPI パターンバージョン 10.212.02
初回 VSAPI パターンリリース日 2013年8月13日
VSAPI OPR パターンバージョン 10.213.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2013年8月13日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

起動中ブラウザのウインドウを全て閉じてください。

手順 3

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。  
  • %User Temp%\{random file name}.exe

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「JAVA_EXPLOYT.FF」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 5

以下の修正パッチをダウンロードし適用します。この脆弱性に対する修正パッチを適用するまで、該当製品の使用をお控えください。この製品の製造元が公開する正式な修正パッチをダウンロードし適用することをお勧めします。



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