Trend Micro Security

JAVA_DLOAD.ARJ

2012年10月9日
 解析者: Kathleen Notario   
 更新者 : Michael Cabel

 別名:

Trojan Horse (Symantec); Exploit:Java/CVE-2010-0840.NG (Microsoft); Exploit.Java.CVE-2010-0840.el (Kaspersky); Exploit-CVE2010-0840 (Mcafee); Mal/JavaObf-B (Sophos)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:


  • マルウェアタイプ: トロイの木馬型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: なし
  • 感染報告の有無: はい

  概要


マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、特定のソフトウェアに存在する未公開の脆弱性を利用して感染活動をします。この脆弱性が利用されると、マルウェアは不正なファイルをダウンロードします。

マルウェアが自身の不正活動を実行するためには、メインとなるコンポーネントが必要になります。


  詳細

ファイルサイズ 4,738 bytes
発見日 2011年11月11日
ペイロード ファイルのダウンロード

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

ダウンロード活動

マルウェアは、特定のソフトウェアに存在する未公開の脆弱性を利用して感染活動をします。この脆弱性が利用されると、マルウェアは不正なファイルをダウンロードします。

  • Java Runtime Environment (JRE)

マルウェアは、以下のファイル名でダウンロードしたファイルを保存します。

  • %Temp%\{Random Number}.dll

(註:%Temp%は、<Windows Temporary フォルダ>のことで、標準設定では "C:\WINNT\Temp" または "C:\Windows\Temp" です。)

その他

マルウェアが自身の不正活動を実行するためには、メインとなるコンポーネントが必要になります。

セキュリティ対策の面からも以下の説明をご参照ください。


  対応方法

対応検索エンジン: 9.200
初回 VSAPI パターンバージョン 8.566.04
初回 VSAPI パターンリリース日 2011年11月11日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「JAVA_DLOAD.ARJ」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 3

以下の修正パッチをダウンロードし適用します。この脆弱性に対する修正パッチを適用するまで、該当製品の使用をお控えください。この製品の製造元が公開する正式な修正パッチをダウンロードし適用することをお勧めします。


ご利用はいかがでしたか? アンケートにご協力ください