Trend Micro Security

JAVA_BLACOLE.JF

2012年10月9日
 解析者: Abraham Latimer Camba   

 別名:

Exploit:Java/CVE-2012-0507.D (Microsoft), Exploit.Java.CVE-2011-3544.qn (Kaspersky), Java/TrojanDownloader.Agent.NEC trojan (ESET), Generic.kn (McAfee)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:


  • マルウェアタイプ: トロイの木馬型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: なし
  • 感染報告の有無: はい

  概要


マルウェアは、他のマルウェアまたはグレイウェアのパッケージとともにコンポーネントとして、コンピュータに侵入します。 マルウェアは、Webサイトに組み込まれており、ユーザがアクセスすると実行されます。

マルウェアは、ダウンロードしたファイルを実行します。


  詳細

ファイルサイズ 4,738 bytes
タイプ Java Class
発見日 2012年7月9日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアまたはグレイウェアのパッケージとともにコンポーネントとして、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、Webサイトに組み込まれており、ユーザがアクセスすると実行されます。

ダウンロード活動

マルウェアは、以下のファイル名でダウンロードしたファイルを保存します。

  • %User Temp%\{random}.exe

(註:%User Temp%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Temp"、Windows NT の場合、"C:\Profiles\<ユーザー名>\TEMP"、Windows 2000、XP、Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\TEMP" です。)

マルウェアは、ダウンロードしたファイルを実行します。

その他

これは、トレンドマイクロの製品ではJava Runtime Environment(JRE)に存在する特定の脆弱性を利用するJavaクラスとして検出されます。マルウェアは、攻撃ツールである「Blackhole Exploit Kit」の一部です。

マルウェアは、特定のWebサイトから不正なファイルをダウンロードします。マルウェアがアクセスするWebサイトは、このマルウェアのコンポーネントによって供給されるパラメータにより決まります。


  対応方法

対応検索エンジン: 9.200
初回 VSAPI パターンバージョン 9.244.04
初回 VSAPI パターンリリース日 2012年7月9日
VSAPI OPR パターンバージョン 9.245.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2012年7月9日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

起動中ブラウザのウインドウを全て閉じてください。

手順 3

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「JAVA_BLACOLE.JF」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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