Trend Micro Security

INF_CANTIX.DSL

2015年2月19日
 解析者: RonJay Kristoffer Caragay   

 別名:

Worm:VBS/Cantix!inf (Microsoft); W32/Cantix-B (Sophos); Worm.VBS.Cantix.a (Kaspersky); W32/Cantix.A!worm (Fortinet); Worm/Cantix.inf (Avira)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: トロイの木馬型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化:  
  • 感染報告の有無: はい

  概要


マルウェアは、他のマルウェアのパッケージとともにコンポーネントとしてコンピュータに侵入します。 マルウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、他のマルウェアのコンポーネントです。

マルウェアは、ユーザがドライブにアクセスすると、ファイルを自動的に実行します。


  詳細

ファイルサイズ 246 bytes
タイプ INF
メモリ常駐 なし
発見日 2015年2月6日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアのパッケージとともにコンポーネントとしてコンピュータに侵入します。

マルウェアは、以下のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

  • VBS_CANTIX.HV

インストール

マルウェアは、他のマルウェアのコンポーネントです。

感染活動

上記INFファイルには、以下の文字列が含まれています。

[autorun]
open=WScript.exe //e:VBScript dekstop.ini auto
shell\open=Open
shell\open\Command=WScript.exe //e:VBScript dekstop.ini auto
shell\open\Default=1
shell\explore=Explore
shell\explore\Command=WScript.exe //e:VBScript dekstop.ini auto

その他

マルウェアは、ユーザがドライブにアクセスすると、以下のファイルを自動的に実行します。

  • dekstop.ini - detected as VBS_CANTIX.HV


  対応方法

対応検索エンジン: 9.700
初回 VSAPI パターンバージョン 11.462.02
初回 VSAPI パターンリリース日 2015年2月6日
VSAPI OPR パターンバージョン 11.463.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2015年2月7日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

「INF_CANTIX.DSL」 を作成またはダウンロードする不正なファイルを削除します。(註:以下のマルウェアもしくはアドウェア等がすでに削除されている場合は、本手順は行う必要はありません。)

手順 3

「INF_CANTIX.DSL」が作成した AUTORUN.INF を検索し削除します。このファイルには、以下の文字列が含まれています。

[ 詳細 ]
    [autorun]
    open=WScript.exe //e:VBScript dekstop.ini auto
    shell\open=Open
    shell\open\Command=WScript.exe //e:VBScript dekstop.ini auto
    shell\open\Default=1
    shell\explore=Explore
    shell\explore\Command=WScript.exe //e:VBScript dekstop.ini auto

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「INF_CANTIX.DSL」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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