Trend Micro Security

HKTL_YUTIL

2012年10月9日
 解析者: Christopher Daniel So   

 別名:

Hacktool (Symantec), HackTool.Win32.HackersUtility.a (Kaspersky)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 感染確認数:
 システムへの影響:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: ハッキングツール
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化:  
  • 感染報告の有無: はい

  概要


これは、トレンドマイクロの製品では、「Hacker's Utility」と呼ばれるプログラムの検出名です。プログラムは、以下のように環境設定ファイルを作成します。

  • %Windows%\<プログラムのファイル名>.INI

プログラムは、ユーザの手動インストールにより、コンピュータに侵入します。


  詳細

ファイルサイズ 745,984 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2011年2月22日

侵入方法

プログラムは、ユーザの手動インストールにより、コンピュータに侵入します。

その他

これは、トレンドマイクロの製品では、「Hacker's Utility」と呼ばれるプログラムの検出名です。プログラムは、以下のように環境設定ファイルを作成します。

  • %Windows%\<プログラムのファイル名>.INI

(註:%Windows%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows9x、Me、XP、Server 2003の場合、""C:\Window""、WindowsNT および 2000の場合、""C:\WINNT"" です。)


  対応方法

対応検索エンジン: 9.200
SSAPI パターンバージョン: 1.285.00
SSAPI パターンリリース日: 2012年5月2日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

「HKTL_YUTIL」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。

[ 詳細 ]

  • 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは Process Explorer に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
    セーフモードについては、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。

手順 3

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %Windows%\{malware file name}.INI

手順 4

最新のバージョン(エンジン、スパイウェアパターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、スパイウェア検索を実行してください。「HKTL_YUTIL」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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