Trend Micro Security

HKTL_PATCHFOX.GA

2016年12月8日
 解析者: Janus Agcaoili   

 別名:

a variant of Win32/HackTool.Patcher.AD potentially unsafe (ESET-NOD32), Win32:Patcher-AK [PUP] (Avast), RiskWare.FilePatcher (Malwarebytes)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: ハッキングツール
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化:  
  • 感染報告の有無: はい

  概要

感染経路 他のマルウェアからの作成

プログラムは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。 プログラムは、ユーザの手動インストールにより、コンピュータに侵入します。

プログラムは、ユーザインターフェイス(UI)を使用します。


  詳細

ファイルサイズ 62,976 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2016年12月6日
ペイロード ウインドウの表示

侵入方法

プログラムは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

プログラムは、ユーザの手動インストールにより、コンピュータに侵入します。

インストール

プログラムは、以下のファイルを作成し実行します。

  • %User Temp%\dup2patcher.dll <- responsible for the patching, will be deleted after execution

(註:%User Temp%フォルダは、ユーザの一時フォルダで、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。.)

その他

プログラムは、以下のUIを使用します。

プログラムは作成し実行する以下のファイルは、改変を担当しており、実行後に削除されます。

  • %User Temp%\dup2patcher.dll

プログラムは、ユーザが操作できる画面を表示します。

プログラムは、”Patch”ボタンがクリックされると、 "Plugin Restrictions of Mozilla Firefox v45"が無効になるよう以下のファイルを改変します。

  • {Mozilla Firefox Directory}\xul.dll

註:パッチが"Firefox Directory"にない場合、ユーザは手動で"xul.dll"を検索することができます。


ファイルの改変が成功したか失敗したかを示す画面を表示します。



  対応方法

対応検索エンジン: 9.800
SSAPI パターンバージョン: 1.791.00
SSAPI パターンリリース日: 2016年12月8日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

「HKTL_PATCHFOX.GA」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。

[ 詳細 ]

  • すべての実行中プロセスが、Windows のタスクマネージャに表示されない場合があります。この場合、"Process Explorer" などのツールを使用しマルウェアのファイルを終了してください。"Process Explorer" については、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは "Process Explorer" に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
    セーフモードについては、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。

手順 4

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。  %User Temp%\dup2patcher.dll

手順 5

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「HKTL_PATCHFOX.GA」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 6

以下のファイルをバックアップを用いて修復します。マイクロソフト製品に関連したファイルのみに修復されます。このマルウェアが同社製品以外のプログラムをも削除した場合には、該当プログラムを再度インストールする必要があります。 {Mozilla Firefox Directory}.xul.dll


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