HKTL_KMS
RDN/Generic PUP.z. (McAfee); Trojan.Gen (Symantec); NetTool.Win64.RPCHook.a (Kaspersky); Trojan.Win32.Generic!BT (Sunbelt)
Windows
- マルウェアタイプ: ハッキングツール
- 破壊活動の有無: なし
- 暗号化:
- 感染報告の有無: はい
概要
プログラムは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
詳細
侵入方法
プログラムは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
インストール
プログラムは、以下のフォルダを作成します。
- %System Root%\logs
(註:%System Root%フォルダは、オペレーティングシステム(OS)が存在する場所で、いずれのOSでも通常、 "C:" です。.)
他のシステム変更
プログラムは、以下のレジストリキーを追加します。
hkey_local_machine\software\microsoft\
esent\process\{malware file name}
hkey_local_machine\software\microsoft\
esent\process\{malware file name}\
debug
プログラムは、以下のレジストリ値を追加します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\SharedAccess\Parameters\
FirewallPolicy\StandardProfile\GloballyOpenPorts\
List
1688:TCP = "1688:TCP:*:Enabled:KMS Emulator Port"
プログラムは、以下のレジストリ値を変更します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\Eventlog\Application\
ESENT
EventMessageFile = "%System%\ESENT.dll"
(註:変更前の上記レジストリ値は、「{random values}」となります。)
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\Eventlog\Application\
ESENT
CategoryMessageFile = "%System%\ESENT.dll"
(註:変更前の上記レジストリ値は、「{random values}」となります。)
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\Eventlog\Application\
ESENT
CategoryCount = "1"
(註:変更前の上記レジストリ値は、「10」となります。)
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\Eventlog\Application\
ESENT
TypesSupported = "7"
(註:変更前の上記レジストリ値は、「7」となります。)
HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\Desktop
PaintDesktopVersion = "0"
その他
プログラムは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。
- {BLOCKED}8.254.202
このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。
対応方法
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
不明なレジストリキーを削除します。
警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In hkey_local_machine\software\microsoft\esent\process
- {malware file name}
- In hkey_local_machine\software\microsoft\esent\process\{malware file name}
- debug
手順 3
このレジストリ値を削除します。
警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\SharedAccess\Parameters\FirewallPolicy\StandardProfile\GloballyOpenPorts\List
- 1688:TCP = "1688:TCP:*:Enabled:KMS Emulator Port"
手順 4
変更されたレジストリ値を修正します。
警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
事前に意図的に対象の設定を変更していた場合は、意図するオリジナルの設定に戻してください。変更する値が分からない場合は、システム管理者にお尋ねいただき、レジストリの編集はお客様の責任として行なって頂くようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\Eventlog\Application\ESENT
- From: EventMessageFile = "%System%\ESENT.dll"
To: EventMessageFile = ""{random values}""
- From: EventMessageFile = "%System%\ESENT.dll"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\Eventlog\Application\ESENT
- From: CategoryMessageFile = "%System%\ESENT.dll"
To: CategoryMessageFile = ""{random values}""
- From: CategoryMessageFile = "%System%\ESENT.dll"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\Eventlog\Application\ESENT
- From: CategoryCount = "1"
To: CategoryCount = ""10""
- From: CategoryCount = "1"
- In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\Eventlog\Application\ESENT
- From: TypesSupported = "7"
To: TypesSupported = ""7""
- From: TypesSupported = "7"
- In HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\Desktop
- PaintDesktopVersion = "0"
手順 5
以下のフォルダを検索し削除します。
- %System Root%\logs
手順 6
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「HKTL_KMS」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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