Trend Micro Security

HKTL_ELITESTEAL

2015年11月27日
 更新者 : Jennifer Gumban

 別名:

MSIL/Injector.OO!tr (Fortinet); Backdoor.Trojan (Symantec)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: ハッキングツール
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: なし
  • 感染報告の有無: はい

  概要


プログラムは、ユーザの手動インストールにより、コンピュータに侵入します。

プログラムは、感染コンピュータ上の特定の情報を収集します。 プログラムは、感染コンピュータから特定の情報を収集します。


  詳細

ファイルサイズ 280,576 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2014年5月14日

侵入方法

プログラムは、ユーザの手動インストールにより、コンピュータに侵入します。

インストール

プログラムは、以下のファイルを作成します。

  • %User Temp%\{COMPUTER NAME} - contains collected information
  • %User Temp%\winlogin.exe - non malicious file
  • {Malware Path}\Server.exe

(註:%User Temp%フォルダは、ユーザの一時フォルダで、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。.)

情報漏えい

プログラムは、感染コンピュータ上の以下の情報を収集します。

  • Mozilla Firefox
  • ICQ
  • Opera
  • Safari
  • Google Chrome
  • MSN
  • Steam Username
  • jDownloader
  • FileZilla
  • Pidgin

プログラムは、感染コンピュータから以下の情報を収集します。

  • Current Time and Date
  • Computer Name
  • OS Version
  • Product Key
  • IP Address

その他

プログラムは、以下のWebサイトにアクセスして感染コンピュータのIPアドレスを収集します。

  • automation.whatsmyip.com

プログラムは、以下の画像を表示します。


  対応方法

対応検索エンジン: 9.8

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「HKTL_ELITESTEAL」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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