EXPL_SHELLCOD.KA
Exploit:JS/CVE-2013-3893 (Microsoft), Exploit-IE!heur !! (McAfee), HTML/Shellcode.Gen (Antivir), JS:Exploit.CVE-2013-3893.A (Bitdefender), W32/20133893.B!exploit (Fortinet), Win32/Exploit.CVE-2013-3893.A trojan (ESET)
Windows 2000, Windows Server 2003, Windows XP (32-bit, 64-bit), Windows Vista (32-bit, 64-bit), Windows 7 (32-bit, 64-bit)
- マルウェアタイプ: トロイの木馬型
- 破壊活動の有無: なし
- 暗号化: なし
- 感染報告の有無: はい
概要
マルウェアは、Webサイトに組み込まれており、ユーザがアクセスすると実行されます。
マルウェアは、ソフトウェア内の脆弱性を利用します。これにより、不正リモートユーザまたはマルウェア等は、感染したコンピュータにファイルをダウンロードすることが可能となります。 ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。
詳細
侵入方法
マルウェアは、Webサイトに組み込まれており、ユーザがアクセスすると実行されます。
マルウェアは、以下のリモートサイトからダウンロードされ、コンピュータに侵入します。
- http://{BLOCKED}b.com/toast/html/2013-3893.html
ダウンロード活動
マルウェアは、以下のソフトウェア内の脆弱性を利用します。これにより、不正リモートユーザまたはマルウェア等は、感染したコンピュータにファイルをダウンロードすることが可能となります。
この脆弱性が利用されると、マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、他の不正なファイルをダウンロードします。
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.0.1/this_is_poc_code/sample.exe
マルウェアは、以下のファイル名でダウンロードしたファイルを保存します。
- %User Temp%\runrun.exe
(註:%User Temp%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。)
ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。
その他
なお、情報公開日現在、この脆弱性に対応する修正パッチは公開されていません。
対応方法
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
以下のファイルを検索し削除します。
- %User Temp%\runrun.exe
手順 3
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「EXPL_SHELLCOD.KA」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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