Trend Micro Security

EXPL_SHELLCOD.KA

2013年9月23日
 解析者: Anthony Joe Melgarejo   

 別名:

Exploit:JS/CVE-2013-3893 (Microsoft), Exploit-IE!heur !! (McAfee), HTML/Shellcode.Gen (Antivir), JS:Exploit.CVE-2013-3893.A (Bitdefender), W32/20133893.B!exploit (Fortinet), Win32/Exploit.CVE-2013-3893.A trojan (ESET)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows Server 2003, Windows XP (32-bit, 64-bit), Windows Vista (32-bit, 64-bit), Windows 7 (32-bit, 64-bit)

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: トロイの木馬型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: なし
  • 感染報告の有無: はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード

マルウェアは、Webサイトに組み込まれており、ユーザがアクセスすると実行されます。

マルウェアは、ソフトウェア内の脆弱性を利用します。これにより、不正リモートユーザまたはマルウェア等は、感染したコンピュータにファイルをダウンロードすることが可能となります。 ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。


  詳細

ファイルサイズ 18,434 bytes
タイプ JS
メモリ常駐 なし
発見日 2013年9月21日
ペイロード ファイルのダウンロード

侵入方法

マルウェアは、Webサイトに組み込まれており、ユーザがアクセスすると実行されます。

マルウェアは、以下のリモートサイトからダウンロードされ、コンピュータに侵入します。

  • http://{BLOCKED}b.com/toast/html/2013-3893.html

ダウンロード活動

マルウェアは、以下のソフトウェア内の脆弱性を利用します。これにより、不正リモートユーザまたはマルウェア等は、感染したコンピュータにファイルをダウンロードすることが可能となります。

この脆弱性が利用されると、マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、他の不正なファイルをダウンロードします。

  • http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.0.1/this_is_poc_code/sample.exe

マルウェアは、以下のファイル名でダウンロードしたファイルを保存します。

  • %User Temp%\runrun.exe

(註:%User Temp%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。)

ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

その他

なお、情報公開日現在、この脆弱性に対応する修正パッチは公開されていません。


  対応方法

対応検索エンジン: 9.300
初回 VSAPI パターンバージョン 10.290.09
初回 VSAPI パターンリリース日 2013年9月21日
VSAPI OPR パターンバージョン 10.291.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2013年9月21日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %User Temp%\runrun.exe

手順 3

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「EXPL_SHELLCOD.KA」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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