ELF_COINMINER.G
2017年12月29日
別名:
Linux.Application.Agent.45JBON (GData); Tool.Linux.BtcMine.296 (DrWeb)
プラットフォーム:
Linux
危険度:
ダメージ度:
感染力:
感染確認数:
情報漏えい:
- マルウェアタイプ: トロイの木馬型
- 破壊活動の有無: なし
- 暗号化: なし
- 感染報告の有無: はい
概要
感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。
マルウェアは、特定のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。
詳細
ファイルサイズ 2,219,316 bytes
タイプ ELF
メモリ常駐 はい
発見日 2017年12月15日
ペイロード URLまたはIPアドレスに接続
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
感染活動
マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。
ルートキット機能
マルウェアは、ルートキット機能を備えていません
その他
マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、情報を送受信します。
- stratum+tcp://{BLOCKED}l.{BLOCKED}r.com:80
マルウェアは、脆弱性を利用した感染活動を行いません。
プログラムは、以下を実行します。
- プログラムは、ハードコードされたマイニングサーバの認証情報を利用します。
- プログラムは、仮想通貨を生成するために利用されるCPUマイナーです。
- プログラムは、端末の計算能力を大量に利用します。コインブロックを処理するために端末を使い込むため、感染コンピュータの処理速度が極端に遅くなります。
- プログラムは、以下のパラメータを受け取ります。
- -a, --algo=ALGO → cryptonight(初期設定)または cryptonight-lite
- -o, --url=URL → マイニングサーバーのURL
- -O, --userpass=U:P → マイニングサーバーのユーザ名とパスワードの組み合わせ
- -u, --user=USERNAME → マイニングサーバーのユーザ名
- -p, --pass=PASSWORD → マイニングサーバーのパスワード
- -t, --threads=N → マイナーのスレッドの数
- -v, --av=N → アルゴリズム変動、0が自動的に選択される
- -k, --keepalive → タイムアウトにならないよう"keepalived"を送信(プールサポートが必要)
- -r, --retries=N → バックアップサーバに切り替える前のリトライ回数(初期設定:5)
- -R, --retry-pause=N → リトライ間の中断時間(初期設定:5)
- --cpu-affinity → CPUコアにプロセス親和性を設定し、cores 0および1に mask 0x3を設定
- --cpu-priority → プロセス優先度の設定 (初期設定:アイドル0 、ノーマル2 から最高5まで)
- --no-huge-pages → Huge Page機能の無効
- --no-color → カラー出力の無効
- --donate-level=N → 寄付、初期設定:5% (100分中5分間分は寄付)
- --user-agent →プール用にカスタムされたuser-agent文字列を設定
- -B, --background → バックグラウンドでマイナーの実行
- -c, --config=FILE → JSONフォーマットの環境設定ファイルを読み込み
- -l, --log-file=FILE → すべての出力をファイルへ記録
- -S, --syslog → 出力メッセージにシステムのログを利用
- --max-cpu-usage=N→ 自動スレッドのためにCPU使用率を最大化(初期設定:75)
- --safe → 現在のCPUのスレッドやav設定を安全に調整する
- --nicehash→ 「nicehash」のサポートを有効
- --print-time=N→ N秒ごとにハッシュレートをプリント
- --api-port=N→ マイナーのAPIのポート
- --api-access-token=T→ APIのアクセストークン
- --api-worker-id=ID→ APIのためのカスタムWorkerID
- -h, --help → ヘルプの表示および終了
- -V, --version → バージョン情報の表示および終了
対応方法
対応検索エンジン: 9.850
初回 VSAPI パターンバージョン 13.854.04
初回 VSAPI パターンリリース日 2017年12月20日
VSAPI OPR パターンバージョン 13.855.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2017年12月21日
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「ELF_COINMINER.G」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
ご利用はいかがでしたか? アンケートにご協力ください