CRCK_VMWGSX
Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003
- マルウェアタイプ: クラッキングツール
- 破壊活動の有無: なし
- 暗号化: なし
- 感染報告の有無: はい
概要
プログラムは、ユーザの手動インストールにより、コンピュータに侵入します。
プログラムは、正規のプログラムを不正利用するために必要なシリアルナンバーを作成します。
詳細
侵入方法
プログラムは、ユーザの手動インストールにより、コンピュータに侵入します。
インストール
プログラムは、以下のファイルを作成します。
- %System%\MSI39.dll
(註:%System%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\System"、Windows NT および 2000 の場合、"C:\WinNT\System32"、Windows XP および Server 2003 の場合、"C:\Windows\System32" です。)
クラッキング活動
プログラムは、正規のプログラムを不正利用するために必要なシリアルナンバーを作成します。
プログラムは、以下のソフトウェアにコードを追加します。
- VMware GSX Server for Windows (version 3)
対応方法
手順 1
Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
「CRCK_VMWGSX」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。
- 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは Process Explorer に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
セーフモードについては、こちらをご参照下さい。 - 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。
手順 3
以下のファイルを検索し削除します。
手順 4
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「CRCK_VMWGSX」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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