Trend Micro Security

COINMINER_MALXMR.TIDBFAP-VBS

2018年7月19日
 解析者: Hazel Ann Poligratis   

 別名:

W32.SillyFDC (Norton), Troj/Miner-BH (Sophos_Lite)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: 仮想通貨発掘ツール(コインマイナー)
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化:  
  • 感染報告の有無: はい

  概要


コインマイナーは、他のマルウェアまたはグレイウェアのパッケージとともにコンポーネントとして、コンピュータに侵入します。


  詳細

ファイルサイズ 8,192 bytes
タイプ VBS
メモリ常駐 はい
発見日 2018年7月18日

侵入方法

コインマイナーは、他のマルウェアまたはグレイウェアのパッケージとともにコンポーネントとして、コンピュータに侵入します。

インストール

コインマイナーは、以下のファイルを作成します。

  • %Application Data%\WindowsServices\movemenoreg.vbs (copy of itself)
  • %Application Data%\WindowsServices\installer.vbs (additional component)
  • %Application Data%\WindowsServices\helper.vbs (additional component)
  • %Application Data%\WindowsServices\WindowsServices.exe (missing component/file)

(註:%Application Data%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming" です。.)

コインマイナーは、以下のフォルダを作成します。

  • %Application Data%\WindowsServices

(註:%Application Data%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming" です。.)

その他

コインマイナーが自身の不正活動を実行するためには、以下のコンポーネントが必要になります。

  • helper.vbs
  • installer.vbs
  • WindowsServices.exe


  対応方法

対応検索エンジン: 9.850
初回 VSAPI パターンバージョン 14.388.06
初回 VSAPI パターンリリース日 2018年7月18日
VSAPI OPR パターンバージョン 14.389.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2018年7月19日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 4

以下のフォルダを検索し削除します。

[ 詳細 ]
註:このフォルダは、隠しフォルダとして設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %Application Data%\WindowsServices

手順 5

コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「COINMINER_MALXMR.TIDBFAP-VBS」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


ご利用はいかがでしたか? アンケートにご協力ください