Trend Micro Security

BKDR_VBBOT.AM

2010年3月31日
 解析者: adel   

 プラットフォーム:

Windows 98, ME, NT, 2000, XP, Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:


  • マルウェアタイプ: バックドア型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: なし
  • 感染報告の有無: はい

  概要


マルウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。


  詳細

ファイルサイズ 118,784 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2010年3月31日

侵入方法

マルウェアは、以下のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

  • BKDR_VBOT.A

自動実行方法

マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\MICROSOFT\
Windows\CURRENTVERSION\Run
Windows Update Automatic Updates = {malware path and file name}

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\MICROSOFT\
Windows\CURRENTVERSION\Run
Windows Update Automatic Updates = {malware path and file name}

バックドア活動

マルウェアは、以下のポートを開き、リモートコマンドを待機します。

  • TCP port 2121

その他

このマルウェアのコードから、マルウェアは、以下の機能を備えています。

  • Exhibits backdoor routines by attempting to connect to the following servers using TCP post 2121 to listen for commands coming from a remote computer: {BLOCKED}s.ath.cx and {BLOCKED}l.ath.cx
  • Downloads other files including its components, ntconf32.dll, msimsg32.vxd and ntsys32.vxd once a connection is successfully established.
  • Performs the following: changes file attributes, checks drives/list files, creates files/directories, downloads/uploads files, and opens/searches/deletes files


  対応方法

対応検索エンジン: 8.900
VSAPI OPR パターンバージョン 6.887.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2010年3月31日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

この「BKDR_VBBOT.AM」が作成、あるいは、ダウンロードした以下のファイルを検索し、検索した場合は削除してください。

    BKDR_VBOT.A

手順 3

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\MICROSOFT\Windows\CURRENTVERSION\Run
    • Windows Update Automatic Updates = {malware path and file name}
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\MICROSOFT\Windows\CURRENTVERSION\Run
    • Windows Update Automatic Updates = {malware path and file name}

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「BKDR_VBBOT.AM」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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