Trend Micro Security

BKDR_VAWTRAK.CB

2015年6月4日
 解析者: Cris Nowell Pantanilla   

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: バックドア型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: はい
  • 感染報告の有無: はい

  概要


マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、他のマルウェアのコンポーネントです。

マルウェアが自身の不正活動を実行するためには、メインとなるコンポーネントが必要になります。


  詳細

ファイルサイズ 282,624 bytes
タイプ DLL
メモリ常駐 なし
発見日 2015年6月2日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

  • %All Users Profile%\Application Data\{random 1}\{random 2}.{random 3 characters}

(註:%All Users Profile%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\All Users”、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\ProgramData” です。.)

マルウェアは、以下のフォルダを作成します。

  • %All Users Profile%\Application Data\{random 1}

(註:%All Users Profile%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\All Users”、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\ProgramData” です。.)

マルウェアは、他のマルウェアのコンポーネントです。

マルウェアは、以下のプロセスにコードを組み込みます。

  • csrss.exe
  • dwm.exe
  • lsass.exe
  • lsm.exe
  • regsvr32.exe
  • services.exe
  • smss.exe
  • svchost.exe
  • taskhost.exe
  • wininit.exe
  • winlogon.exe

自動実行方法

マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
{random 1} = "regsvr32.exe "%All Users Profile%\Application Data\{random 1}\{random 2}.{random 3 characters}""

その他

マルウェアが自身の不正活動を実行するためには、メインとなるコンポーネントが必要になります。