Trend Micro Security

BKDR_SKSOCKET.AT

2012年10月8日
 解析者: JasperM   

 プラットフォーム:

Windows 2000, XP, Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:


  • マルウェアタイプ: バックドア型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: なし
  • 感染報告の有無: はい

  概要


マルウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、プロキシサーバとして活動します。これにより、不正リモートユーザは、感染コンピュータ上で身元を隠したまま不正活動ができます。


  詳細

使用ポート User-specified
ファイルサイズ 40,960 bytes
タイプ PE
メモリ常駐 はい
発見日 2010年4月21日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

自動実行方法

マルウェアは、自身をシステムサービスとして登録し、Windows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\SkServer
ImagePath = {malware path and file name}.EXE

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\SkServer
Start = 2

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\SkServer
DisplayName = Snake SockProxy Service

プロキシサーバ機能

マルウェアは、プロキシサーバとして活動します。これにより、不正リモートユーザは、感染コンピュータ上で身元を隠したまま不正活動ができます。

その他

このマルウェアのコードから、マルウェアは、以下の機能を備えています。

  • Uses TCP port 1813 by default, but the remote malicious user can configure it to any port number.


  対応方法

対応検索エンジン: 8.900
初回 VSAPI パターンバージョン 6.638.01
初回 VSAPI パターンリリース日 2009年11月19日
VSAPI OPR パターンバージョン 7.469.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2010年9月17日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

「BKDR_SKSOCKET.AT」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。

[ 詳細 ]

  • 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは Process Explorer に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
    セーフモードについては、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。

手順 3

このレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services
    • SkServer

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「BKDR_SKSOCKET.AT」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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