BKDR_SIMBOT.EOT
Backdoor:Win32/Simbot (Microsoft), DeepScan:Generic.Malware.SVdld!.7C8060FE (Bitdefender)
Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003
- マルウェアタイプ: バックドア型
- 破壊活動の有無: なし
- 暗号化: なし
- 感染報告の有無: はい
概要
マルウェアは、リモートサイトから他のマルウェア、グレイウェアまたはスパイウェアにダウンロードされ、コンピュータに侵入します。 マルウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。
マルウェアは、作成されたファイルを実行します。
ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。
詳細
侵入方法
マルウェアは、リモートサイトから他のマルウェア、グレイウェアまたはスパイウェアにダウンロードされ、コンピュータに侵入します。
マルウェアは、以下のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。
- TROJ_ARTIEF.XPP
インストール
マルウェアは、以下のコンポーネントファイルを作成します。
- %User Profile%\ntuser.cfg - detected as BKDR_SIMBOT.EOT
- %User Temp%\{random filename}.tmp - detected as TROJ_PPHATE.A
(註:%User Profile% フォルダは、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Profiles\<ユーザ名>"、Windows NTでは、"C:\WINNT\Profiles\<ユーザ名>"、Windows 2000, XP, Server 2003の場合は、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>" です。. %User Temp%はWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 98 および MEの場合、"C:\Windows\Temp"、Windows NT の場合、"C:\Profiles\<ユーザー名>\TEMP"、Windows 2000、XP、Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\TEMP" です。)
マルウェアは、以下の Mutex を作成し、メモリ上で自身の重複実行を避けます。
- NTUserCfg
- efcc ilitat
自動実行方法
マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
NTUCF = rundll32 %User Profile%\ntuser.cfg,Config
バックドア活動
マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、不正リモートユーザからのコマンドを送受信します。
- {BLOCKED}.{BLOCKED}.206.150:80
作成活動
マルウェアは、作成されたファイルを実行します。
ダウンロード活動
マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、不正なファイルをダウンロードして実行します。
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}Z.info/apps/fc.asp
- http://{BLOCKED}.{BLOCKED}Z.info/apps/dw.html
ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。
対応方法
手順 1
Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
「BKDR_SIMBOT.EOT」 が作成またはダウンロードした不正なファイルを削除します。
- TROJ_PPHATE.A
手順 3
Windowsをセーフモードで再起動します。
手順 4
このレジストリキーを削除します。
警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。
- In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
- NTUCF = "rundll32 %User Profile%\ntuser.cfg,Config"
- NTUCF = "rundll32 %User Profile%\ntuser.cfg,Config"
手順 5
コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「BKDR_SIMBOT.EOT」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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