Trend Micro Security

BKDR_RBOT.FRG

2013年6月18日
 解析者: Jaime Benigno Reyes   

 別名:

Backdoor.Trojan (Symantec), Gen:Trojan.Heur.JP.fmW@aiY0t@k (Fsecure), TR/Crypt.ZPACK.Gen (Antivir)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows Server 2003, Windows XP (32-bit, 64-bit), Windows Vista (32-bit, 64-bit), Windows 7 (32-bit, 64-bit)

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:


  • マルウェアタイプ: バックドア型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: はい
  • 感染報告の有無: はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。 マルウェアは、他のマルウェアまたはグレイウェアのパッケージとともにコンポーネントとして、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

マルウェアは、不正リモートユーザからのコマンドを実行し、感染コンピュータを改ざんします。

マルウェアは、他のファイルを作成する機能を備えていません。

マルウェアは、情報収集する機能を備えていません。

マルウェアが自身の不正活動を実行するためには、メインとなるコンポーネントが必要になります。


  詳細

ファイルサイズ 不定
タイプ EXE, DLL
メモリ常駐 なし
発見日 2013年6月14日
ペイロード URLまたはIPアドレスに接続

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、他のマルウェアまたはグレイウェアのパッケージとともにコンポーネントとして、コンピュータに侵入します。

感染活動

マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

バックドア活動

マルウェアは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。

  • Download and execute arbitrary files
  • Upload files to remote malicious user
  • End connection with the remote malicious user

作成活動

マルウェアは、他のファイルを作成する機能を備えていません。

情報漏えい

マルウェアは、情報収集する機能を備えていません。

その他

マルウェアが自身の不正活動を実行するためには、メインとなるコンポーネントが必要になります。

マルウェアは、メインとなるコンポーネントが以下のパラメータを利用することで実行されます。

[マルウェアの名前] [CNCサーバのIP] [ポート] [プロキシのIP(任意による)] [プロキシのポート(任意による)]

マルウェアは、ルートキット機能を備えていません。

マルウェアは、脆弱性を利用した感染活動を行いません。

マルウェアが実行するコマンドは、以下のとおりです。

  • 任意のファイルのダウンロードおよび実行
  • 不正リモートユーザへファイルをアップロード
  • 不正リモートユーザとの通信の終了


  対応方法

対応検索エンジン: 9.300
初回 VSAPI パターンバージョン 9.982.02
初回 VSAPI パターンリリース日 2013年6月14日
VSAPI OPR パターンバージョン 9.983.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2013年6月15日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

「BKDR_RBOT.FRG」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。

[ 詳細 ]

  • すべての実行中プロセスが、Windows のタスクマネージャに表示されない場合があります。この場合、"Process Explorer" などのツールを使用しマルウェアのファイルを終了してください。"Process Explorer" については、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは "Process Explorer" に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
    セーフモードについては、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。

手順 3

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「BKDR_RBOT.FRG」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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