Trend Micro Security

BKDR_POISON.Z

2014年5月9日
 解析者: Vincent Martin Hermosura   

 別名:

Backdoor.Win32.Poison (Ikarus), Backdoor:Win32/Poison.AK (Microsoft), a variant of Win32/Injector.DZF trojan (Nod32), Virtool.Win32.VBInject.gen (v) (Sunbelt), TR/Dropper.Gen (Antivir),

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows Server 2003, Windows XP (32-bit, 64-bit), Windows Vista (32-bit, 64-bit), Windows 7 (32-bit, 64-bit)

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: バックドア型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化:  
  • 感染報告の有無: はい

  概要


マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。


  詳細

ファイルサイズ 97,374 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %System%\SysInfo33.exe
  • %System%\SysInfo33

(註:%System%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では "C:\Windows\System32" です。)

自動実行方法

マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Run
SysInfo33.exe = "%System%\SysInfo33.exe"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Active Setup\Installed Components\{E14B2A1D-691E-3CCA-A894-2E78F3D10060}
StubPath = "%System%\SysInfo33.exe"

他のシステム変更

マルウェアは、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Active Setup\Installed Components\{E14B2A1D-691E-3CCA-A894-2E78F3D10060}

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Visual Basic

その他

マルウェアは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。

  • cracksydius.{BLOCKED}s.org


  対応方法

対応検索エンジン: 9.700

手順 1

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 2

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
    • SysInfo33.exe = "%System%\SysInfo33.exe"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Active Setup\Installed Components\{E14B2A1D-691E-3CCA-A894-2E78F3D10060}
    • StubPath = "%System%\SysInfo33.exe"

手順 3

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「BKDR_POISON.Z」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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