Trend Micro Security

BKDR_NEUREVT.AC

2014年4月8日

 別名:

Trojan:Win32/Neurevt.A (Microsoft); RDN/Generic Dropper!hk (McAfee); Trojan.Gen.2 (Symantec); Trojan-Dropper.Win32.Injector.hycj (Kaspersky); Trojan.Win32.Generic!BT (Sunbelt); Trojan horse Dropper.Generic8.CNH (AVG)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:


  • マルウェアタイプ: バックドア型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化:  
  • 感染報告の有無: はい

  概要


マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。


  詳細

ファイルサイズ 421,888 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2014年4月8日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

  • %Program Files%\Common Files\Identities.{2227A280-3AEA-1069-A2DE-08002B30309D}\uwozkyfqm.exe

(註:%Program Files%フォルダは、Windows 2000、Server 2003、XP (32ビット)、通常 Vista (32ビット) および 7 (32ビット) の場合、通常 "C:\Program Files"、Windows XP (64ビット)、Vista (64ビット) および 7 (64ビット) の場合、通常 "C:\Program Files (x86)" です。)

マルウェアは、以下のフォルダを作成します。

  • %Program Files%\Common Files\Identities.{2227A280-3AEA-1069-A2DE-08002B30309D}

(註:%Program Files%フォルダは、Windows 2000、Server 2003、XP (32ビット)、通常 Vista (32ビット) および 7 (32ビット) の場合、通常 "C:\Program Files"、Windows XP (64ビット)、Vista (64ビット) および 7 (64ビット) の場合、通常 "C:\Program Files (x86)" です。)

他のシステム変更

マルウェアは、以下のファイルを改変します。

  • %User Profile%\Application Data\Microsoft

(註:%User Profile% フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>" です。)

マルウェアは、以下のファイルを削除します。

  • %Program Files%\Common Files\Identities.{2227A280-3AEA-1069-A2DE-08002B30309D}\uwozkyfqm.exe:Zone.Identifier

(註:%Program Files%フォルダは、Windows 2000、Server 2003、XP (32ビット)、通常 Vista (32ビット) および 7 (32ビット) の場合、通常 "C:\Program Files"、Windows XP (64ビット)、Vista (64ビット) および 7 (64ビット) の場合、通常 "C:\Program Files (x86)" です。)

マルウェアは、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Win7zip

HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\
CLSID\{4454DA96-B29B-C14C-A1B5-AF43D386B909}\11440392\
CG1

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Windows NT\CurrentVersion\Image File Execution Options\
uwozkyfqm.exe

HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Win7zip

HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\
CLSID\{4454DA96-B29B-C14C-A1B5-AF43D386B909}\11440392\
CS1

HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\
CLSID\{4454DA96-B29B-C14C-A1B5-AF43D386B909}\11440392\
CW1

マルウェアは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Win7zip
Uuid = "{random values}"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Win7zip
Uuid = "{random values}"

マルウェアは、以下のレジストリキーを削除します。

HKEY_CURRENT_USER\CLSID\{4454DA96-B29B-C14C-A1B5-AF43D386B909}\
11440392\CW1

作成活動

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %Program Files%\Common Files\Identities.{2227A280-3AEA-1069-A2DE-08002B30309D}\0000db9a.txt
  • %User Profile%\Microsoft\Crypto
  • %User Profile%\Crypto\RSA
  • %User Profile%\RSA\S-1-5-21-1645522239-1292428093-682003330-1003

(註:%Program Files%フォルダは、Windows 2000、Server 2003、XP (32ビット)、通常 Vista (32ビット) および 7 (32ビット) の場合、通常 "C:\Program Files"、Windows XP (64ビット)、Vista (64ビット) および 7 (64ビット) の場合、通常 "C:\Program Files (x86)" です。. %User Profile% フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>" です。)

その他

マルウェアは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。

  • http://{BLOCKED}o.ru/forums/order.php

このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。


  対応方法

対応検索エンジン: 9.300

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

不明なレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Software
    • Win7zip
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\CLSID\{4454DA96-B29B-C14C-A1B5-AF43D386B909}\11440392
    • CG1
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Image File Execution Options
    • uwozkyfqm.exe
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\Software
    • Win7zip
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\CLSID\{4454DA96-B29B-C14C-A1B5-AF43D386B909}\11440392
    • CS1
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\CLSID\{4454DA96-B29B-C14C-A1B5-AF43D386B909}\11440392
    • CW1

手順 3

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Win7zip
    • Uuid = "{random values}"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Win7zip
    • Uuid = "{random values}"

手順 4

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %Program Files%\Common Files\Identities.{2227A280-3AEA-1069-A2DE-08002B30309D}\0000db9a.txt
  • %User Profile%\Microsoft\Crypto
  • %User Profile%\Crypto\RSA
  • %User Profile%\RSA\S-1-5-21-1645522239-1292428093-682003330-1003

手順 5

以下のフォルダを検索し削除します。

[ 詳細 ]
註:このフォルダは、隠しフォルダとして設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %Program Files%\Common Files\Identities.{2227A280-3AEA-1069-A2DE-08002B30309D}

手順 6

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「BKDR_NEUREVT.AC」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 7

以下のファイルをバックアップを用いて修復します。マイクロソフト製品に関連したファイルのみに修復されます。このマルウェアが同社製品以外のプログラムをも削除した場合には、該当プログラムを再度インストールする必要があります。

  • %User Profile%\Application Data\Microsoft

手順 8

以下のファイルをバックアップを用いて修復します。なお、マイクロソフト製品に関連したファイルのみ修復されます。このマルウェア/グレイウェア/スパイウェアが同社製品以外のプログラムをも削除した場合には、該当プログラムを再度インストールする必要があります。

  • %Program Files%\Common Files\Identities.{2227A280-3AEA-1069-A2DE-08002B30309D}\uwozkyfqm.exe:Zone.Identifier

手順 9

以下の削除されたレジストリキーまたはレジストリ値をバックアップを用いて修復します。

※註:マイクロソフト製品に関連したレジストリキーおよびレジストリ値のみが修復されます。このマルウェアもしくはアドウェア等が同社製品以外のプログラムも削除した場合には、該当プログラムを再度インストールする必要があります。

  • In HKEY_CURRENT_USER\CLSID\{4454DA96-B29B-C14C-A1B5-AF43D386B909}\11440392
    • CW1


ご利用はいかがでしたか? アンケートにご協力ください