BKDR_MSPOSER.B 2013年9月6日
マルウェアタイプ: バックドア型 破壊活動の有無: なし 暗号化: 感染報告の有無: はい マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
インストール
マルウェアは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。
%Program Files%\MSUpdate\MSupdate.exe (註:%Program Files%フォルダは、Windows 2000、Server 2003、XP (32ビット)、通常 Vista (32ビット) および 7 (32ビット) の場合、通常 "C:\Program Files"、Windows XP (64ビット)、Vista (64ビット) および 7 (64ビット) の場合、通常 "C:\Program Files (x86)" です。)
マルウェアは、以下のフォルダを作成します。
%User Profile%\Application Data\DYA_ATANJTHOHJSWUMGQC %User Profile%\DYA_ATANJTHOHJSWUMGQC\1.0.0 %User Profile%\1.0.0\Data %Program Files%\MSUpdate %User Temp%\dclogs (註:%User Profile% フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>" です。. %Program Files%フォルダは、Windows 2000、Server 2003、XP (32ビット)、通常 Vista (32ビット) および 7 (32ビット) の場合、通常 "C:\Program Files"、Windows XP (64ビット)、Vista (64ビット) および 7 (64ビット) の場合、通常 "C:\Program Files (x86)" です。. %User Temp%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。)
自動実行方法
マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\ Windows\CurrentVersion\Run MSUpdate = "%Program Files%\MSUpdate\MSupdate.exe"
マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を変更します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\ Windows NT\CurrentVersion\Winlogon UserInit = "%System%\userinit.exe,%Program Files%\MSUpdate\MSupdate.exe"
(註:変更前の上記レジストリ値は、「%Windows%\system32\userinit.exe,」となります。)
他のシステム変更
マルウェアは、以下のレジストリキーを追加します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\DC3_FEXEC
作成活動
マルウェアは、以下のファイルを作成します。
%User Profile%\Data\app.dat %User Profile%\Data\updates.dat %User Profile%\Data\dya.dat %User Profile%\Application Data:$SS_DESCRIPTOR_SBXNV9VVGV1BFSVHKV1EB96JMXL64NJ40J0W0WJFSVF7VB4VP4GF %User Profile%\DYA_ATANJTHOHJSWUMGQC\1.0.0:$SS_DESCRIPTOR_SBXNV9VVGV1BFSVHKV1EB96JMXL64NJ40J0W0WJFSVF7VB4VP4GF %Desktop%:$SS_DESCRIPTOR_SBXNV9VVGV1BFSVHKV1EB96JMXL64NJ40J0W0WJFSVF7VB4VP4GF %User Temp%\FUNSDOTAHACK_1.4.EXE (註:%User Profile% フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザ名>"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>" です。. %Desktop%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\デスクトップ"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\デスクトップ" です。. %User Temp%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。)
このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは 、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効 にしてください。
手順 2
スタートアップディスク、または、回復コンソールを用いて、「BKDR_MSPOSER.B」として検出されたファイルを確認し削除します。
[ 詳細 ]
[ 戻る ]
マルウェアのファイルの確認および削除:
• Windows XP および Server 2003 の場合
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したセキュリティ対策製品を用いてウイルス検索を実行し、検出したマルウェアのパス名およびファイル名を確認し、メモ等をとってください。 [スタート]-[ファイル名を指定して実行]を選択し、secpol.msc と入力し、Enter を押します。 左側のパネルにある [ローカル ポリシー]-[セキュリティ オプション] をダブルクリックします。 右側のパネルにある [回復コンソール:すべてのドライブとフォルダに、フロッピーのコピーとアクセスを許可する] をダブルクリックします。 [有効] を選択し、[OK] をクリックします。 Windows のインストール CD を使用して、コンピュータを再起動します。 [セットアップへようこそ] 画面で、修復の R キーを押します。 キーボードを選択します。 修復する Windows がインストールされているドライブを選択します(通常は 1 を選択します)。 管理者のパスワードを入力し、Enter を押します。管理者パスワードがない場合は、何も入力せずに Enter を押します。 以下のコマンドを入力し、Enter を押します。 SET AllowAllPaths = TRUE del "<上記で確認したマルウェアのパス名およびファイル名>" ※del と "<上記で確認したマルウェアのパス名およびファイル名>" の間に半角スペースを入れてください。
コマンドプロンプトに exit と入力し、コンピュータを通常どおり再起動してください。 • Windows Vista および 7 の場合
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したセキュリティ対策製品を用いてウイルス検索を実行し、検出したマルウェアのパス名およびファイル名を確認し、メモ等をとってください。 Windows のインストール DVD を使用して、コンピュータを再起動します。 再起動するかどうかの確認画面が表示されたら、いずれかのキーを入力し、表示される指示に従います。 Windows のインストール DVD によっては、インストールする言語の選択が必要になる場合があります。Windows のインストール画面で、言語、ロケール情報およびキーボードの種類と入力方法を選択します。[コンピュータを修復する]をクリックします。 [Windows の起動に伴う問題の修復用の回復ツールを使用します。]を選択します。オペレーティングシステム(OS)を選択し、[次へ]をクリックします。 [スタートアップ修復]画面が表示された場合、[キャンセル]-[はい]-[完了]をクリックします。 [システム回復オプション]メニューで、[コマンドプロンプト]をクリックします。 以下のコマンドを入力し、Enter を押します。 BoorRec.exe /fixmbr del "<上記で確認したマルウェアのパス名およびファイル名>" ※del と "<上記で確認したマルウェアのパス名およびファイル名>" の間に半角スペースを入れてください。
コマンドプロンプトに exit と入力し、Enter を押して、コマンドプロンプト画面を閉じてください。 [再起動]をクリックし、コンピュータを通常どおり再起動してください。 手順 3
このレジストリキーを削除します。
[ 詳細 ]
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警告: レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。 レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。 レジストリの編集前にこちら をご参照ください。
In HKEY_CURRENT_USER\Software このマルウェアが追加したレジストリキーの削除 :
「レジストリエディタ」を起動します。 [スタート]-[ファイル名を指定して実行]を選択し、regedit と入力し、[OK]をクリックします。 ※regedit は半角英数字で入力する必要があります(大文字/小文字は区別されません)。 「レジストリエディタ」の左側のパネルにある以下のフォルダをダブルクリックします。 HKEY_CURRENT_USER>Software 上記フォルダの左にあるプラスをクリックし、以下のキーを検索し、削除します。 DC3_FEXEC 「レジストリエディタ」を閉じます。 手順 4
このレジストリ値を削除します。
[ 詳細 ]
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警告: レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。 レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。 レジストリの編集前にこちら をご参照ください。
In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run MSUpdate = "%Program Files%\MSUpdate\MSupdate.exe" このマルウェアが追加したレジストリ値の削除 :
「レジストリエディタ」を起動します。 [スタート]-[ファイル名を指定して実行]を選択し、regedit と入力し、[OK]をクリックします。 ※regedit は半角英数字で入力する必要があります(大文字/小文字は区別されません)。 「レジストリエディタ」の左側のパネルにある以下のフォルダをダブルクリックします。 HKEY_CURRENT_USER>Software>Microsoft>Windows>CurrentVersion>Run 右側のパネルで以下のレジストリ値を検索し、削除します。 MSUpdate = "%Program Files%\MSUpdate\MSupdate.exe" 「レジストリエディタ」を閉じます。 手順 5
変更されたレジストリ値を修正します。
[ 詳細 ]
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警告: レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。 レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。 レジストリの編集前にこちら をご参照ください。
In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon From: UserInit = "%System%\userinit.exe,%Program Files%\MSUpdate\MSupdate.exe" To: UserInit = ""%Windows%\system32\userinit.exe,"" このマルウェアが変更したレジストリ値の修正:
「レジストリエディタ」を起動します。 Windows 2000、XP および Server 2003 の場合 [スタート]-[ファイル名を指定して実行]を選択し、regedit と入力し、Enter を押します。。 Windows Vista および 7 の場合 [スタート]をクリックし、[プログラムとファイルの検索]に regedit と入力し、Enter を押します。 ※"regedit" は半角英数字で入力する必要があります(大文字/小文字は区別されません)。 レジストリエディタの左側のパネルにある以下のフォルダをダブルクリックします。 HKEY_LOCAL_MACHINE>SOFTWARE>Microsoft>Windows NT>CurrentVersion>Winlogon 右側のパネルで以下のレジストリ値を検索します。 UserInit = "%System%\userinit.exe,%Program Files%\MSUpdate\MSupdate.exe" [値の名前]上で右クリックし、[修正]または[変更]を選択します。[文字列の編集]ダイアログボックスが表示されたら、[値のデータ]を以下に変更します。 UserInit = "%Windows%\system32\userinit.exe," レジストリエディタを閉じます。 手順 6
以下のファイルを検索し削除します。
[ 詳細 ]
[ 戻る ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
%User Profile%\Data\app.dat %User Profile%\Data\updates.dat %User Profile%\Data\dya.dat %User Profile%\Application Data:$SS_DESCRIPTOR_SBXNV9VVGV1BFSVHKV1EB96JMXL64NJ40J0W0WJFSVF7VB4VP4GF %User Profile%\DYA_ATANJTHOHJSWUMGQC\1.0.0:$SS_DESCRIPTOR_SBXNV9VVGV1BFSVHKV1EB96JMXL64NJ40J0W0WJFSVF7VB4VP4GF %Desktop%:$SS_DESCRIPTOR_SBXNV9VVGV1BFSVHKV1EB96JMXL64NJ40J0W0WJFSVF7VB4VP4GF %User Temp%\FUNSDOTAHACK_1.4.EXE マルウェアのコンポーネントファイルの削除:
Windows 2000、XP および Server 2003 の場合: [スタート]-[検索]-[ファイルとフォルダすべて]を選択します。 [ファイル名のすべてまたは一部]に以下のファイル名を入力してください。 %User Profile%\Data\app.dat %User Profile%\Data\updates.dat %User Profile%\Data\dya.dat %User Profile%\Application Data:$SS_DESCRIPTOR_SBXNV9VVGV1BFSVHKV1EB96JMXL64NJ40J0W0WJFSVF7VB4VP4GF %User Profile%\DYA_ATANJTHOHJSWUMGQC\1.0.0:$SS_DESCRIPTOR_SBXNV9VVGV1BFSVHKV1EB96JMXL64NJ40J0W0WJFSVF7VB4VP4GF %Desktop%:$SS_DESCRIPTOR_SBXNV9VVGV1BFSVHKV1EB96JMXL64NJ40J0W0WJFSVF7VB4VP4GF %User Temp%\FUNSDOTAHACK_1.4.EXE [探す場所]の一覧から[マイコンピュータ]を選択し、[検索]を押します。 検索が終了したら、ファイルを選択し、SHIFT+DELETE を押します。これにより、ファイルが完全に削除されます。 残りのファイルに対して、マルウェアのコンポーネントファイルの削除の手順 2.)から4 .)を繰り返してください。
Windows Vista および 7 の場合: [スタート]をクリックします。 [プログラムとファイルの検索]に、以下を入力します。 %User Profile%\Data\app.dat %User Profile%\Data\updates.dat %User Profile%\Data\dya.dat %User Profile%\Application Data:$SS_DESCRIPTOR_SBXNV9VVGV1BFSVHKV1EB96JMXL64NJ40J0W0WJFSVF7VB4VP4GF %User Profile%\DYA_ATANJTHOHJSWUMGQC\1.0.0:$SS_DESCRIPTOR_SBXNV9VVGV1BFSVHKV1EB96JMXL64NJ40J0W0WJFSVF7VB4VP4GF %Desktop%:$SS_DESCRIPTOR_SBXNV9VVGV1BFSVHKV1EB96JMXL64NJ40J0W0WJFSVF7VB4VP4GF %User Temp%\FUNSDOTAHACK_1.4.EXE 検索が終了したら、ファイルを選択し、SHIFT+DELETE を押します。これにより、ファイルが完全に削除されます。 残りのファイルに対して、マルウェアのコンポーネントファイルの削除の手順 2.)から 3.)を繰り返してください。 註: Windows 7 において上記の手順が正しく行われない場合、マイクロソフトのWebサイト をご確認ください。 手順 7
以下のフォルダを検索し削除します。
[ 詳細 ]
[ 戻る ]
フォルダが隠しフォルダ属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
%User Profile%\Application Data\DYA_ATANJTHOHJSWUMGQC %User Profile%\DYA_ATANJTHOHJSWUMGQC\1.0.0 %User Profile%\1.0.0\Data %Program Files%\MSUpdate %User Temp%\dclogs このマルウェアまたはアドウェア等が作成したフォルダの削除:
Windows 2000、XP および Server 2003 の場合: [スタート]-[検索]-[ファイルとフォルダすべて]を選択します。 [ファイル名のすべてまたは一部]に、以下のフォルダ名を入力してください。 %User Profile%\Application Data\DYA_ATANJTHOHJSWUMGQC %User Profile%\DYA_ATANJTHOHJSWUMGQC\1.0.0 %User Profile%\1.0.0\Data %Program Files%\MSUpdate %User Temp%\dclogs [探す場所]の一覧から[マイコンピュータ]を選択し、[検索]を押します。 検索が終了したら、フォルダを選択し、SHIFT+DELETE を押します。これにより、フォルダが完全に削除されます。 残りのフォルダに対して、このマルウェアまたはアドウェア等が作成したフォルダの削除の手順 2.)から 4.)を繰り返してください。
Windows Vista および 7 の場合: [スタート]をクリックします。 [プログラムとファイルの検索]に、以下を入力します。 %User Profile%\Application Data\DYA_ATANJTHOHJSWUMGQC %User Profile%\DYA_ATANJTHOHJSWUMGQC\1.0.0 %User Profile%\1.0.0\Data %Program Files%\MSUpdate %User Temp%\dclogs 検索が終了したら、フォルダを選択し、SHIFT+DELETE を押して削除します。これにより、フォルダが完全に削除されます。 残りのフォルダに対して、このマルウェアまたはアドウェア等が作成したフォルダの削除の手順 2.)から 3.)を繰り返してください。 註: Windows 7 において上記の手順が正しく行われない場合、マイクロソフトのWebサイト をご確認ください。 手順 8
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「BKDR_MSPOSER.B」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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