Trend Micro Security

BKDR_MICROCEL.A

2012年11月28日
 解析者: Rika Joi Gregorio   

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:


  • マルウェアタイプ: バックドア型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化:  
  • 感染報告の有無: はい

  概要


マルウェアは、他のマルウェアまたはグレイウェアのパッケージとともにコンポーネントとして、コンピュータに侵入します。


  詳細

ファイルサイズ 753,776 bytes
タイプ DLL
メモリ常駐 はい
発見日 2012年11月27日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアまたはグレイウェアのパッケージとともにコンポーネントとして、コンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下のコンポーネントファイルを作成します。

  • %Temp%\~tmp{random}.old

(註:%Temp%は、<Windows Temporary フォルダ>のことで、標準設定では "C:\WINNT\Temp" または "C:\Windows\Temp" です。)

自動実行方法

マルウェアは、自身をシステムサービスとして登録し、Windows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\6to4\Parameters
ServiceDll = {malware path}\{malware name}.dll

他のシステム変更

マルウェアは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Control\Session Manager
PendingFileRenameOperations = %Temp%\~tmp{random}.old

その他

マルウェアは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。

  • {BLOCKED}1.china.com
  • {BLOCKED}.{BLOCKED}.239.7
  • {BLOCKED}.{BLOCKED}.163.8