Trend Micro Security

BKDR_MEVADE.D

2013年10月15日
 解析者: Alvin Bacani   

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows Server 2003, Windows XP (32-bit, 64-bit), Windows Vista (32-bit, 64-bit), Windows 7 (32-bit, 64-bit)

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: バックドア型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: はい
  • 感染報告の有無: はい

  概要

感染経路 他のマルウェアからの作成

マルウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

マルウェアは、不正リモートユーザからのコマンドを実行し、感染コンピュータを改ざんします。


  詳細

ファイルサイズ 452,096 bytes
タイプ DLL
メモリ常駐 はい
発見日 2013年10月14日
ペイロード URLまたはIPアドレスに接続, システムセキュリティへの感染活動

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。

バックドア活動

マルウェアは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。

  • Perform Remote Connection via SSH
  • Check public ip of the affected system

マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、不正リモートユーザからのコマンドを送受信します。

  • {BLOCKED}ahjperdue.{BLOCKED}ctme.net:443
  • {BLOCKED}offreypier.{BLOCKED}cDNS.biz:443
  • {BLOCKED}awnclark.{BLOCKED}c.com:443
  • {BLOCKED}lanriffith.{BLOCKED}c.to:443
  • {BLOCKED}eitheslie.{BLOCKED}1.com:443
  • {BLOCKED}narivvu.{BLOCKED}c.to:443
  • {BLOCKED}yjrosinski.{BLOCKED}s.net:443
  • {BLOCKED}rnetta.{BLOCKED}p.org:443
  • {BLOCKED}nrobinette.{BLOCKED}ttp.com:443
  • {BLOCKED}ilfordclark.{BLOCKED}c.com:443
  • {BLOCKED}ytonlowe.{BLOCKED}1.com:443
  • {BLOCKED}tcollins.{BLOCKED}s.net:443
  • {BLOCKED}neeonard.{BLOCKED}c.to:443
  • {BLOCKED}smark.{BLOCKED}b.com:443
  • {BLOCKED}vidlindsey.{BLOCKED}p.org:443
  • {BLOCKED}lkhouri.{BLOCKED}s.com:443
  • {BLOCKED}labhnarola.{BLOCKED}ics.com:443
  • {BLOCKED}rnetta.{BLOCKED}p.org:443
  • {BLOCKED}araraju.{BLOCKED}ver.biz:443
  • {BLOCKED}nnation.{BLOCKED}tp.com:443


  対応方法

対応検索エンジン: 9.300
初回 VSAPI パターンバージョン 10.340.08
初回 VSAPI パターンリリース日 2013年10月14日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアのパス名およびファイル名を確認します。
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用いてウイルス検索を実行してください。「BKDR_MEVADE.D」で検出したパス名およびファイル名を確認し、メモ等をとってください。

手順 3

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 4

BKDR_MEVADE.D として検出されたファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]

註:このファイルは、隠しファイルとして設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。

マルウェアのファイルの手動削除::

  • Windows 2000、XP および Server 2003 の場合:

    1. [スタート]-[検索]-[ファイルとフォルダすべて]を選択します。
    2. [ファイル名のすべてまたは一部]に上記で確認したファイル名を入力してください。
    3. [探す場所]の一覧から[マイコンピュータ]を選択し、[検索]を押します。
    4. ファイルが表示されたら、そのファイルを選択し、SHIFT+DELETE を押します。これにより、ファイルが完全に削除されます。
    5. 残りのファイルに対して、この不正なコンポーネントファイルの上記の手順 2.)から 4.)を繰り返してください。

  • Windows Vista および 7 の場合:

    1. [スタート]をクリックします。
    2. [プログラムとファイルの検索]に、上記で確認したファイル名を入力します。
    3. ファイルが表示されたら、そのファイルを選択し、SHIFT+DELETE を押します。これにより、ファイルが完全に削除されます。
    4. 残りのファイルに対して、この不正なコンポーネントファイルの上記の手順 2.)から 3.)を繰り返してください。
      註:Windows 7 において上記の手順が正しく行われない場合、マイクロソフトのWebサイトをご確認ください。
  • 手順 5

    コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「BKDR_MEVADE.D」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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