Trend Micro Security

BKDR_FAKEG.BYI

2012年10月9日
 解析者: Abraham Latimer Camba   

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:


  • マルウェアタイプ: バックドア型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: なし
  • 感染報告の有無: はい

  概要


マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

マルウェアは、情報収集する機能を備えていません。


  詳細

ファイルサイズ 104,960 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2012年6月12日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

感染活動

マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

バックドア活動

マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、不正リモートユーザからのコマンドを送受信します。

  • http://{BLOCKED}.{BLOCKED}.242.84/search{random numbers}?{random characters}

情報漏えい

マルウェアは、情報収集する機能を備えていません。

その他

マルウェアは、以下の不正活動を実行します。

  • ファイルのコピー
  • ファイルの削除
  • ファイルのダウンロード
  • ファイルの作成
  • ファイルの列挙
  • プロセスの列挙
  • レジストリ値の列挙
  • プロセスを開く
  • プロセスの終了

マルウェアは、ルートキット機能を備えていません。

マルウェアは、脆弱性を利用した感染活動を行いません。


  対応方法

対応検索エンジン: 9.200
初回 VSAPI パターンバージョン 9.200.06
初回 VSAPI パターンリリース日 2012年6月18日
VSAPI OPR パターンバージョン 9.201.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2012年6月18日

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアのパス名およびファイル名を確認します。
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用いてウイルス検索を実行してください。「BKDR_FAKEG.BYI」で検出したパス名およびファイル名を確認し、メモ等をとってください。

手順 3

「BKDR_FAKEG.BYI」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。

[ 詳細 ]

  • 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは Process Explorer に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
    セーフモードについては、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「BKDR_FAKEG.BYI」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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