Trend Micro Security

BKDR_ESSEMS.SZP

2012年10月8日
 解析者: Christopher Daniel So   

 プラットフォーム:

Windows 2000, XP, Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:


  • マルウェアタイプ: バックドア型
  • 破壊活動の有無: はい
  • 暗号化: なし
  • 感染報告の有無: はい

  概要


マルウェアは、自身のサーバコンポーネントを作成する機能を備えています。


  詳細

ファイルサイズ 253,952 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2010年9月17日
ペイロード システムセキュリティへの感染活動

自動実行方法

マルウェアは、自身をシステムサービスとして登録し、Windows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\ssms
Type = 272

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\ssms
Start = 2

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\ssms
ErrorControl = 0

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\ssms
ImagePath = "{malware path and file name} -run"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Services\ssms
DisplayName = "System Security Manager Service"

バックドア活動

マルウェアは、自身のサーバコンポーネントを作成する機能を備えています。

マルウェアは、以下のポートを開き、リモートコマンドを待機します。

  • TCP port 138


  対応方法

対応検索エンジン: 8.900

手順 1

Windows XP および Windows Server 2003 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

「BKDR_ESSEMS.SZP」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。

[ 詳細 ]

  • 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは Process Explorer に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
    セーフモードについては、こちらをご参照下さい。
  • 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。

手順 3

このレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services
    • ssms

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「BKDR_ESSEMS.SZP」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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