Trend Micro Security

BKDR_BLBINDI.SMN

2014年5月8日

 別名:

Backdoor:MSIL/Bladabindi.AJ (Microsoft); BackDoor-FBIB!7DC716D1A4C9 (McAfee); Trojan.MSIL.Disfa.bop (Kaspersky); Troj/DotNet-P (Sophos); Could be a Trojan horse PSW.ILUSpy (AVG)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows XP, Windows Server 2003

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:


  • マルウェアタイプ: バックドア型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化:  
  • 感染報告の有無: はい

  概要


マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。


  詳細

ファイルサイズ 24,064 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2014年4月29日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

他のシステム変更

マルウェアは、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\
Control\MediaResources\msvideo

HKEY_CURRENT_USER\Software\b86d854200cf37ca087f5d6db3727b97

マルウェアは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER
di = "!"

HKEY_CURRENT_USER\Environment
SEE_MASK_NOZONECHECKS = "1"

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\
Services\SharedAccess\Parameters\
FirewallPolicy\StandardProfile\AuthorizedApplications\
List
{malware path and file name} = "{malware path and file name}:*:enabled:{malware file name}"

マルウェアは、以下のレジストリ値を変更します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Dfrg\BootOptimizeFunction
LcnStartLocation = "1463841"

(註:変更前の上記レジストリ値は、「0」となります。)

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Dfrg\BootOptimizeFunction
LcnEndLocation = "1665343"

(註:変更前の上記レジストリ値は、「0」となります。)

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Dfrg\BootOptimizeFunction
OptimizeError = "Insufficient free space"

(註:変更前の上記レジストリ値は、「Not Run」となります。)

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Dfrg\BootOptimizeFunction
OptimizeComplete = "No"

(註:変更前の上記レジストリ値は、「No」となります。)

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Dfrg\BootOptimizeFunction
LcnEndLocation = "1627306"

(註:変更前の上記レジストリ値は、「0」となります。)

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\
Dfrg\BootOptimizeFunction
OptimizeComplete = "Yes"

(註:変更前の上記レジストリ値は、「No」となります。)

その他

マルウェアは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。

  • {BLOCKED}.228.86

このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。


  対応方法

対応検索エンジン: 9.300

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

不明なレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\MediaResources
    • msvideo
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software
    • b86d854200cf37ca087f5d6db3727b97

手順 3

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER
    • di = "!"
  • In HKEY_CURRENT_USER\Environment
    • SEE_MASK_NOZONECHECKS = "1"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\SharedAccess\Parameters\FirewallPolicy\StandardProfile\AuthorizedApplications\List
    • {malware path and file name} = "{malware path and file name}:*:enabled:{malware file name}"

手順 4

変更されたレジストリ値を修正します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
事前に意図的に対象の設定を変更していた場合は、意図するオリジナルの設定に戻してください。変更する値が分からない場合は、システム管理者にお尋ねいただき、レジストリの編集はお客様の責任として行なって頂くようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Dfrg\BootOptimizeFunction
    • From: LcnStartLocation = "1463841"
      To: LcnStartLocation = ""0""
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Dfrg\BootOptimizeFunction
    • From: LcnEndLocation = "1665343"
      To: LcnEndLocation = ""0""
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Dfrg\BootOptimizeFunction
    • From: OptimizeError = "Insufficient free space"
      To: OptimizeError = ""Not Run""
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Dfrg\BootOptimizeFunction
    • From: OptimizeComplete = "No"
      To: OptimizeComplete = ""No""
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Dfrg\BootOptimizeFunction
    • From: LcnEndLocation = "1627306"
      To: LcnEndLocation = ""0""
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Dfrg\BootOptimizeFunction
    • From: OptimizeComplete = "Yes"
      To: OptimizeComplete = ""No""

手順 5

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「BKDR_BLBINDI.SMN」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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