Trend Micro Security

BKDR_BIFROSE.GFS

2014年1月28日
 解析者: Mark Joseph Manahan   

 別名:

Trojan horse Generic21.MMG (AVG) ,W32/Buzus.GA!tr (Fortinet) ,W32/StartPage.AU.gen!Eldorado (generic, not disinfectable) (Fprot) ,Trojan.Win32.Buzus (Ikarus) ,Trojan.Win32.Buzus.gwud (Kaspersky) ,Backdoor:Win32/Bifrose.HZ (Microsoft) ,a variant of Win32/Injector.EWT trojan (Eset) ,Trojan.Gen (Symantec) ,Bck/Bifrost.gen (Panda) ,Trojan.Win32.Buzus.gwud (v) (Sunbelt)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows Server 2003, Windows XP (32-bit, 64-bit), Windows Vista (32-bit, 64-bit), Windows 7 (32-bit, 64-bit)

 危険度:
 感染確認数:


  • マルウェアタイプ: バックドア型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化:  
  • 感染報告の有無: はい

  概要


マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。


  詳細

ファイルサイズ 374,997 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 はい
発見日 2014年1月25日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下のフォルダを追加します。

  • %System%\Bifrost

(註:%System%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では "C:\Windows\System32" です。)

マルウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %System%\Bifrost\logg.dat
  • %System Root%\www.google.com.htm

マルウェアは、感染したコンピュータ内に以下のように自身のコピーを作成します。

  • %System%\Bifrost\server.exe

(註:%System%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では "C:\Windows\System32" です。)

自動実行方法

マルウェアは、自身のコピーがWindows起動時に自動実行されるよう以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\
Active Setup\Installed Components\{25AC4F9D-0ADD-F7A0-6484-13AADF8ECE71}
stubpath = "%System%\Bifrost\server.exe s"

他のシステム変更

マルウェアは、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Bifrost

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Internet Explorer\SearchScopes

HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Bifrost

HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\
Active Setup\Installed Components\{25AC4F9D-0ADD-F7A0-6484-13AADF8ECE71}

マルウェアは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Bifrost
klg = "01"

HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Bifrost
nck = "{Hex Values}"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Internet Explorer\SearchScopes
DownloadUpdates = "0x00023c00"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Internet Explorer\SearchScopes
DisplayName = "Google"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Internet Explorer\SearchScopes
URL = "http://www.google.com/cse?cx=partner-pub-9588033570232632:rhmyra-cwbb&q={searchTerms}"

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Internet Explorer\SearchScopes
SuggestionsURLFallback = "http://www.google.com/cse?cx=partner-pub-9588033570232632:rhmyra-cwbb&q={searchTerms}"

その他

マルウェアは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。

  • q33q.no-ip.biz


  対応方法

対応検索エンジン: 9.700
初回 VSAPI パターンバージョン 10.562.03
初回 VSAPI パターンリリース日 2014年1月25日
VSAPI OPR パターンバージョン 10.563.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2014年1月25日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

Windowsをセーフモードで再起動します。

[ 詳細 ]

手順 3

このレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

 
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software
    • Bifrost
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft
    • Internet Explorer\SearchScopes
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\Software
    • Bifrost
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Active Setup\Installed Components
    • {25AC4F9D-0ADD-F7A0-6484-13AADF8ECE71}

手順 4

以下のフォルダを検索し削除します。

[ 詳細 ]
註:このフォルダは、隠しフォルダとして設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。

手順 5

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。 DATA_GENERIC
  • [探す場所]の一覧から[マイコンピュータ]を選択し、[検索]を押します。
  • 検索が終了したら、ファイルを選択し、SHIFT+DELETE を押します。これにより、ファイルが完全に削除されます。
  • 残りのファイルに対して、このマルウェアのコンポーネントファイルの削除の手順2.)から 4.)を繰り返してください。
  • 手順 6

    コンピュータを通常モードで再起動し、最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、「BKDR_BIFROSE.GFS」と検出したファイルの検索を実行してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


    ご利用はいかがでしたか? アンケートにご協力ください