BKDR64_ISMDOOR.SM
Trojan:Win32/Toorf.B!dha (Microsoft); RDN/Generic.dx (McAfee); Trojan.Ismdoor (Symantec); HEUR:Trojan.Win32.Ismdoor.gen (Kaspersky); Troj/Agent-AVCF (Sophos); Trojan.Win32.Generic!BT (Sunbelt)
Windows
- マルウェアタイプ: トロイの木馬型
- 破壊活動の有無: なし
- 暗号化:
- 感染報告の有無: はい
概要
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
詳細
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
インストール
マルウェアは、以下のプロセスを追加します。
- %System%\cmd.exe /c echo %temp% > "%Windows%\temp\tmp8873"
- %System%\cmd.exe /c del "%Windows%\temp\tmp8873"
- %System%\cmd.exe /c (tasklist | findstr -i "Ism.exe" > "%AppDataLocal%\Microsoft\Windows\tmp43hh11.txt" & exit)
- %System%\cmd.exe /c del "%AppDataLocal%\Microsoft\Windows\tmp43hh11.txt"
- %System%\cmd.exe /c del "%AppDataLocal%\Microsoft\Windows\Tmp98871" & ren "%AppDataLocal%\Microsoft\Windows\BBTmp988712" "Tmp98871"
(註:%Windows%フォルダは、Windowsが利用するフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows" です。.. %AppDataLocal%フォルダは、ローカルアプリケーションデータフォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data" です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local" です。)
マルウェアは、以下のフォルダを作成します。
- %AppDataLocal%\Microsoft\Windows\TmpFiles
(註:%AppDataLocal%フォルダは、ローカルアプリケーションデータフォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data" です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local" です。)
作成活動
マルウェアは、以下のファイルを作成します。
- %AppDataLocal%\Microsoft\Windows\BBTmp988712
- %AppDataLocal%\Microsoft\Windows\Tmp98871
- %Windows%\Temp\tmp8873
(註:%AppDataLocal%フォルダは、ローカルアプリケーションデータフォルダです。Windows 2000(32-bit)、XP、Server 2003(32-bit)の場合、通常 "C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Local Settings\Application Data" です。また、Windows Vista、7、8、8.1、2008(64-bit)、2012(64-bit)、10(64-bit)の場合、通常 "C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local" です。. %Windows%フォルダは、Windowsが利用するフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows" です。.)
このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。
対応方法
手順 1
Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
「BKDR64_ISMDOOR.SM」で検出したファイル名を確認し、そのファイルを終了します。
- すべての実行中プロセスが、Windows のタスクマネージャに表示されない場合があります。この場合、"Process Explorer" などのツールを使用しマルウェアのファイルを終了してください。"Process Explorer" については、こちらをご参照下さい。
- 検出ファイルが、Windows のタスクマネージャまたは "Process Explorer" に表示されるものの、削除できない場合があります。この場合、コンピュータをセーフモードで再起動してください。
セーフモードについては、こちらをご参照下さい。 - 検出ファイルがタスクマネージャ上で表示されない場合、次の手順にお進みください。
手順 3
以下のファイルを検索し削除します。
- %AppDataLocal%\Microsoft\Windows\BBTmp988712
- %AppDataLocal%\Microsoft\Windows\Tmp98871
- %Windows%\Temp\tmp8873
手順 4
以下のフォルダを検索し削除します。
- %AppDataLocal%\Microsoft\Windows\TmpFiles
手順 5
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「BKDR64_ISMDOOR.SM」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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