Trend Micro Security

Backdoor.Win64.KIMSUKY.THFBFBD

2024年10月25日
 解析者: Leidryn Saludez   

 別名:

UDS:Trojan.Win64.Agentb.a (KASPERSKY)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: バックドア型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: なし
  • 感染報告の有無: はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。


  詳細

ファイルサイズ 319,488 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2024年6月26日
ペイロード システム情報の収集, URLまたはIPアドレスに接続

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

マルウェアは、以下のプロセスを追加します。

  • reg add "HKCU\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run" /d "\"%s\" %s" /t REG_SZ /v "%s" /f

バックドア活動

マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、不正リモートユーザからのコマンドを送受信します。

  • http://{BLOCKED}t.com/proxy.asp
  • {BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.2/proxy.asp

情報漏えい

マルウェアは、以下の情報を収集します。

  • OS information
  • Computer name
  • List of drives and directories
  • List of running processes

その他

マルウェアは、以下を実行します。

  • It navigates file system and change directories.
  • It executes commands from the C2 server.

マルウェアは、以下のパラメータを受け取ります。

  • njXbxuRQyujZeUAGGYaH → Creates "System32" directory, copy the file and renamed as "smss.exe", and setup persistence.
  • iFfmHUtawXNNxTHEiAAN → Communicate with the bot controller.


  対応方法

対応検索エンジン: 9.800
初回 VSAPI パターンバージョン 19.428.02
初回 VSAPI パターンリリース日 2024年6月26日
VSAPI OPR パターンバージョン 19.429.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2024年6月27日

手順 1

トレンドマイクロの機械学習型検索は、マルウェアの存在を示す兆候が確認された時点で検出し、マルウェアが実行される前にブロックします。機械学習型検索が有効になっている場合、弊社のウイルス対策製品はこのマルウェアを以下の機械学習型検出名として検出します。

     TROJ.Win32.TRX.XXPE50FFF082

手順 2

Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、および Windows 10 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 3

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「Backdoor.Win64.KIMSUKY.THFBFBD」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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