Trend Micro Security

Backdoor.Win64.COBEACON.F

2024年7月22日
 解析者: Raymart Christian Yambot   

 別名:

HEUR:Trojan.Win64.CobaltStrike.gen (KASPERSKY)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: バックドア型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化: なし
  • 感染報告の有無: はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

マルウェアは、不正リモートユーザからのコマンドを実行し、感染コンピュータを改ざんします。 ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

マルウェアは、情報収集する機能を備えていません。


  詳細

ファイルサイズ 17,920 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2024年7月18日
ペイロード URLまたはIPアドレスに接続

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

感染活動

マルウェアは、ワーム活動の機能を備えていません。

バックドア活動

マルウェアは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。

  • Execute arbitrary commands.

マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、不正リモートユーザからのコマンドを送受信します。

  • {BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.15:62222

ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

ルートキット機能

マルウェアは、ルートキット機能を備えていません。

情報漏えい

マルウェアは、情報収集する機能を備えていません。

その他

マルウェアは、以下を実行します。

  • It creates an outbound pipe named:
    • \\.\pipe\MSSE-7440-server

マルウェアは、脆弱性を利用した感染活動を行いません。

マルウェアは、自身の不正活動を実行するために、Webサーバにホストされている必要があります。

<補足>
バックドア活動

マルウェアは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。

  • 任意のコマンドの実行

その他

マルウェアは、以下を実行します。

  • 以下の名前付きパイプ(アウトバウンド)を作成します。
    • \\.\pipe\MSSE-7440-server


  対応方法

対応検索エンジン: 9.800
初回 VSAPI パターンバージョン 19.474.04
初回 VSAPI パターンリリース日 2024年7月18日
VSAPI OPR パターンバージョン 19.475.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2024年7月19日

手順 1

トレンドマイクロの機械学習型検索は、マルウェアの存在を示す兆候が確認された時点で検出し、マルウェアが実行される前にブロックします。機械学習型検索が有効になっている場合、弊社のウイルス対策製品はこのマルウェアを以下の機械学習型検出名として検出します。

     
    • TROJ.Win32.TRX.XXPE50FFF082

手順 2

Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、および Windows 10 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 3

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「Backdoor.Win64.COBEACON.F」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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