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Backdoor.Win32.ZARDOOR.A
Windows
![](/vinfo/imgFiles/JPlegend.jpg)
- マルウェアタイプ: バックドア型
- 破壊活動の有無: なし
- 暗号化:
- 感染報告の有無: はい
概要
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。 マルウェアは、他のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。
マルウェアは、不正リモートユーザからのコマンドを実行し、感染コンピュータを改ざんします。
詳細
侵入方法
マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。
マルウェアは、以下のマルウェアに作成され、コンピュータに侵入します。
インストール
マルウェアは、以下のプロセスを追加します。
- cmd /c wmic csproduct get indentifyingnumber
マルウェアは、以下の Mutex を作成し、メモリ上で自身の重複実行を避けます。
- 3e603a07-7b2d-4a15-afef-7e9a0841e4d5
- ThreadMutex12453
- rrx_{4 digit number}
- mutex_pro
バックドア活動
マルウェアは、不正リモートユーザからの以下のコマンドを実行します。
- Encrypt and send data to its C2 server
- Execute remotely fetched PE payload
- Search for session ID
- Plugin exit
- Remote shellcode execution
- Delete itself
- Update C2 IP()IP/domain_name:port)
- Do nothing
マルウェアは、以下のWebサイトにアクセスし、不正リモートユーザからのコマンドを送受信します。
- {BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.1/index.html
- {BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.2/index.html
- {BLOCKED}.{BLOCKED}.{BLOCKED}.3/index.html
情報漏えい
マルウェアは、以下の情報を収集します。
- Windows Version
- Operating System
- Hostname
- Computer name
- Username
- SID number
その他
マルウェアは、以下を実行します。
- It needs a program that allows network applications to operate through a SOCKS or HTTPS proxy to establish its connection to its C2
対応方法
手順 1
Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、および Windows 10 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。
手順 2
このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。
手順 3
最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「Backdoor.Win32.ZARDOOR.A」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。
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