Trend Micro Security

Backdoor.Win32.BADIIS.A

2023年7月4日
 解析者: Melvin Jhun Palbusa   

 別名:

Win32:BackdoorX-gen [Trj] (AVAST)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: バックドア型
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化:  
  • 感染報告の有無: はい

  概要

感染経路 インターネットからのダウンロード, 他のマルウェアからの作成

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。


  詳細

ファイルサイズ 291,328 bytes
タイプ DLL
メモリ常駐 なし
発見日 2023年6月30日

侵入方法

マルウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

その他

マルウェアは、以下を実行します。

  • It modifies responses to HTTP requests from selected search engine web crawlers to serve a malicious JavaScript file, potentially redirect code that would force the search engine to follow the redirect and index the content of the attacker’s choice
    • It requires the following parameters of the handled requests:
      • Content-Type header is set to text/html
      • The relative URL of the request contains one of the following substrings:
        • index.php
      • User-Agent header contains one of the following substrings:
        • baidu
        • sogou
        • yisou
        • baidu.com
        • sogou.com
        • so.com
        • sm.cn
  • It replaces responses to HTTP requests from web crawlers with attacker-controlled content.
    • Search engine crawler requests are recognized when the following two conditions matched:
      • The request URL contains one of these substrings:
        • .php
        • .asp
        • .aspx
        • .jsp
        • .html
        • .htm
      • The User-Agent header contains one of these substrings:
        • baidu.com
        • sogou.com
        • so.com
        • sm.cn
        • bing.com
        • google
        • coccoc
  • It replaces responses to HTTP requests from selected visitors with malicious/unwanted content.

マルウェアは、自身の不正活動を実行するために、Webサーバにホストされている必要があります。


  対応方法

対応検索エンジン: 9.800
初回 VSAPI パターンバージョン 18.540.05
初回 VSAPI パターンリリース日 2023年6月30日
VSAPI OPR パターンバージョン 18.541.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2023年7月1日

手順 1

Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、および Windows 10 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「Backdoor.Win32.BADIIS.A」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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