Trend Micro Security

ADW_MULTIPLUG.GE

2015年6月29日
 解析者: David John Agni   

 別名:

PUA.Multiplug (Ikarus), a variant of Win32/Adware.MultiPlug.KP application (ESET-NOD32),

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: アドウェア
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化:  
  • 感染報告の有無: はい

  概要


アドウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。 アドウェアは、他のマルウェアまたはグレイウェアのパッケージとともにコンポーネントとして、コンピュータに侵入します。


  詳細

ファイルサイズ 2,048,512 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2015年6月15日

侵入方法

アドウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

アドウェアは、他のマルウェアまたはグレイウェアのパッケージとともにコンポーネントとして、コンピュータに侵入します。

インストール

アドウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %ProgramData%\{random foldername}\bgm10(1).exe - for Windows Vista and above
  • %ProgramData%\{random foldername}\bgm10(1).dat - for Windows Vista and above
  • %All Users Profile%\Application Data\{random foldername}\bgm10(1).exe - for Windows XP and below
  • %All Users Profile%\Application Data\{random foldername}\bgm10(1).dat - for Windows XP and below
  • %System%\Tasks\Bidaily Synchronize Task[pr] - for Windows Vista and above
  • %Windows%\Tasks\Bidaily Synchronize Task[pr].job

(註:%ProgramData%フォルダは、Windows Vista および 7 の場合、通常、"C:\ProgramData"、Windows 2000、XP (32ビット)、Server 2003 の場合、"C:\Program Files"、Windows XP (64ビット) の場合、"C:\Program Files (x86)" です。. %All Users Profile%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\All Users”、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\ProgramData” です。.. %System%フォルダは、システムフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows\System32" です。.. %Windows%フォルダは、Windowsが利用するフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、"C:\Windows" です。.)

アドウェアは、以下のフォルダを作成します。

  • %ProgramData%\{random foldername} - for Windows Vista and above
  • %All Users Profile%\Application Data\{random foldername}- for Windows XP and below

(註:%ProgramData%フォルダは、Windows Vista および 7 の場合、通常、"C:\ProgramData"、Windows 2000、XP (32ビット)、Server 2003 の場合、"C:\Program Files"、Windows XP (64ビット) の場合、"C:\Program Files (x86)" です。. %All Users Profile%フォルダは、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\All Users”、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\ProgramData” です。.)

他のシステム変更

アドウェアは、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Uninstall\
{random}

アドウェアは、以下のレジストリ値を追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\Uninstall\
{random}
(Default) = {random characters}

その他

アドウェアは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。

  • http://{BLOCKED}ll.info/
  • http://{BLOCKED}l-captain.info/
  • http://{BLOCKED}oric.com/

アドウェアは、Windows Vistaおよびそれ以上の場合に以下のファイルを作成します。

  • %ProgramData%\{random foldername}\bgm10(1).exe
  • %ProgramData%\{random foldername}\bgm10(1).dat
  • %System%\Tasks\Bidaily Synchronize Task[pr]

アドウェアは、Windows XPおよびそれ以下の場合に以下のファイルを作成します。

  • %All Users Profile%\Application Data\{random foldername}\bgm10(1).exe
  • %All Users Profile%\Application Data\{random foldername}\bgm10(1).dat

アドウェアは、Windows Vistaおよびそれ以上の場合に以下のフォルダを作成します。

  • %ProgramData%\{random foldername}

アドウェアは、Windows XPおよびそれ以下の場合に以下のフォルダを作成します。

  • %All Users Profile%\Application Data\{random foldername}


  対応方法

対応検索エンジン: 9.750
SSAPI パターンバージョン: 1.637.00
SSAPI パターンリリース日: 2015年7月2日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

不明なレジストリキーを削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

 
  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall
    • {random}

手順 4

以下のフォルダを検索し削除します。

[ 詳細 ]
フォルダが隠しフォルダ属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %ProgramData%\{random foldername} - for Windows Vista and above
  • %All Users Profile%\Application Data\{random foldername}- for Windows XP and below

手順 5

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %System%\Tasks\Bidaily Synchronize Task[pr]  -  for Windows Vista and above
  • %Windows%\Tasks\Bidaily Synchronize Task[pr].job

手順 6

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「ADW_MULTIPLUG.GE」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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