Trend Micro Security

ADW_HOTBAR.GA

2014年9月8日
 解析者: RonJay Kristoffer Caragay   

 別名:

Riskware/Toolbar_Babylon (Fortinet); a variant of Win32/Toolbar.Babylon.H (ESET-NOD32); PUP.Optional.ToolBarInstaller.A (Malwarebytes)

 プラットフォーム:

Windows 2000, Windows Server 2003, Windows XP (32-bit, 64-bit), Windows Vista (32-bit, 64-bit), Windows 7 (32-bit, 64-bit)

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: アドウェア
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化:  
  • 感染報告の有無: はい

  概要


アドウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。


  詳細

ファイルサイズ 414,232 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2014年9月8日

侵入方法

アドウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

アドウェアは、以下のフォルダを作成します。

  • %User Temp%\{GUID}
  • %User Temp%\{GUID}\HtmlScreens

(註:%User Temp%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。)

作成活動

アドウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %User Temp%\{GUID}\stp_tbinst.dat
  • %User Temp%\{GUID}\IEHelper.dll
  • %User Temp%\{GUID}\Setup.exe
  • %User Temp%\{GUID}\SetupStrings.dat
  • %User Temp%\{GUID}\HtmlScreens\loading.html
  • %User Temp%\{GUID}\HtmlScreens\navError.html
  • %User Temp%\{GUID}\HtmlScreens\pBar.gif
  • %User Temp%\{GUID}\HtmlScreens\Thumbs.db
  • %User Temp%\{GUID}\BuenoSearchTB-010.txt

(註:%User Temp%フォルダはWindowsの種類とインストール時の設定などにより異なります。標準設定では、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista および 7 の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。)


  対応方法

対応検索エンジン: 9.700
初回 VSAPI パターンバージョン 1.542.02
初回 VSAPI パターンリリース日 2014年8月27日
VSAPI OPR パターンバージョン 1.543.00
VSAPI OPR パターンリリース日 2014年9月3日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %User Temp%\{GUID}\stp_tbinst.dat
  • %User Temp%\{GUID}\IEHelper.dll
  • %User Temp%\{GUID}\Setup.exe
  • %User Temp%\{GUID}\SetupStrings.dat
  • %User Temp%\{GUID}\HtmlScreens\loading.html
  • %User Temp%\{GUID}\HtmlScreens\navError.html
  • %User Temp%\{GUID}\HtmlScreens\pBar.gif
  • %User Temp%\{GUID}\HtmlScreens\Thumbs.db
  • %User Temp%\{GUID}\BuenoSearchTB-010.txt

手順 4

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「ADW_HOTBAR.GA」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。

手順 5

インストールの過程で追加された以下のファイル/フォルダ/レジストリキーや値には、参照可能な値が存在しないため、ユーザの手動検索によって確認することができません。そのため、ユーザがシステム情報のバックアップを行なっている場合にのみ、保存されている前のデータと比較することで追加されたファイル/フォルダ/レジストリキーや値を確認することが可能となります。なお、追加されたコンポーネントは、コンピュータに悪影響を与えるものではないため、削除する必要はありません。

  • %User Temp%\{GUID}


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