Trend Micro Security

ADW_DLGUIDE

2015年2月1日

 別名:

Trojan.Win32.Generic!BT (Sunbelt)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 感染確認数:
 システムへの影響:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: アドウェア
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化:  
  • 感染報告の有無: はい

  概要


アドウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。


  詳細

ファイルサイズ 1,048,928 bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2015年2月1日

侵入方法

アドウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

インストール

アドウェアは、以下のフォルダを作成します。

  • %User Temp%\is-5A82N.tmp
  • %User Temp%\is-IV8UJ.tmp
  • %User Temp%\is-IV8UJ.tmp\_isetup

(註:%User Temp%フォルダは、ユーザの一時フォルダで、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。.)

他のシステム変更

アドウェアは、以下のレジストリキーを追加します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Sysinternals\
PsKill

HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\
Windows\CurrentVersion\MCD

作成活動

アドウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %System Root%/DOCUME~1/Wilbert/LOCALS~1/Temp/sdan.exe
  • %System Root%/DOCUME~1/Wilbert/LOCALS~1/Temp/sdapk.exe
  • %System Root%/DOCUME~1/Wilbert/LOCALS~1/Temp/sdaspwn.exe
  • %System Root%/DOCUME~1/Wilbert/LOCALS~1/Temp/licence.txt
  • %System Root%/DOCUME~1/Wilbert/LOCALS~1/Temp/excel-urlaubs-und-absenzkalender_small_17.png
  • %System Root%/DOCUME~1/Wilbert/LOCALS~1/Temp/dvFerienKalender_V5.exe
  • %User Temp%\is-5A82N.tmp\dvFerienKalender_V5.tmp
  • %User Temp%\is-IV8UJ.tmp\_isetup\_RegDLL.tmp
  • %User Temp%\is-IV8UJ.tmp\_isetup\_shfoldr.dll

(註:%System Root%フォルダは、オペレーティングシステム(OS)が存在する場所で、いずれのOSでも通常、 "C:" です。.. %User Temp%フォルダは、ユーザの一時フォルダで、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。.)

その他

アドウェアは、以下の不正なWebサイトにアクセスします。

  • {BLOCKED}80.169
  • {BLOCKED}9.79
  • {BLOCKED}.100.39
  • {BLOCKED}9.74
  • {BLOCKED}3.147.188

このウイルス情報は、自動解析システムにより作成されました。


  対応方法

対応検索エンジン: 9.700

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

不明なレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Sysinternals
    • PsKill
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion
    • MCD

手順 3

このレジストリ値を削除します。

[ 詳細 ]

警告:レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースであり、レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集前にこちらをご参照ください。

  • In HKEY_CURRENT_USER\Software\Sysinternals\PsKill
    • EulaAccepted = "1"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\MCD
    • Enable = "1"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\MCD
    • SwapSync = "1"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\MCD
    • Palettized Formats = "1"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\MCD
    • IO Priority = "0"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\MCD
    • Use Generic Stencil = "1"
  • In HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\MCD
    • Enumerate as ICD = "0"

手順 4

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %System Root%/DOCUME~1/Wilbert/LOCALS~1/Temp/sdan.exe
  • %System Root%/DOCUME~1/Wilbert/LOCALS~1/Temp/sdapk.exe
  • %System Root%/DOCUME~1/Wilbert/LOCALS~1/Temp/sdaspwn.exe
  • %System Root%/DOCUME~1/Wilbert/LOCALS~1/Temp/licence.txt
  • %System Root%/DOCUME~1/Wilbert/LOCALS~1/Temp/excel-urlaubs-und-absenzkalender_small_17.png
  • %System Root%/DOCUME~1/Wilbert/LOCALS~1/Temp/dvFerienKalender_V5.exe
  • %User Temp%\is-5A82N.tmp\dvFerienKalender_V5.tmp
  • %User Temp%\is-IV8UJ.tmp\_isetup\_RegDLL.tmp
  • %User Temp%\is-IV8UJ.tmp\_isetup\_shfoldr.dll

手順 5

以下のフォルダを検索し削除します。

[ 詳細 ]
フォルダが隠しフォルダ属性に設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %User Temp%\is-5A82N.tmp
  • %User Temp%\is-IV8UJ.tmp
  • %User Temp%\is-IV8UJ.tmp\_isetup

手順 6

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「ADW_DLGUIDE」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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