Trend Micro Security

ADW_BROWFOX

2015年6月2日
 解析者: RonJay Kristoffer Caragay   

 別名:

BrowseFox (McAfee); PUA.BrowseFox (Ikarus); Win32/BrowseFox.Q (ESET-NOD32)

 プラットフォーム:

Windows

 危険度:
 ダメージ度:
 感染力:
 感染確認数:
 情報漏えい:


  • マルウェアタイプ: アドウェア
  • 破壊活動の有無: なし
  • 暗号化:  
  • 感染報告の有無: はい

  概要

感染経路 他のマルウェアからの作成, インターネットからのダウンロード

アドウェアは、他のマルウェアのパッケージとともにコンポーネントとしてコンピュータに侵入します。 アドウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。 アドウェアは、ユーザの手動インストールにより、コンピュータに侵入します。

ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

アドウェアは、アンインストールパッケージ機能を搭載しています。これにより、このアドウェアが作成したファイルや追加したレジストリは削除されます。


  詳細

ファイルサイズ varies bytes
タイプ EXE
メモリ常駐 なし
発見日 2014年12月22日
ペイロード ファイルのダウンロード

侵入方法

アドウェアは、他のマルウェアのパッケージとともにコンポーネントとしてコンピュータに侵入します。

アドウェアは、他のマルウェアに作成されるか、悪意あるWebサイトからユーザが誤ってダウンロードすることによりコンピュータに侵入します。

アドウェアは、ユーザの手動インストールにより、コンピュータに侵入します。

インストール

アドウェアは、以下のファイルを作成します。

  • %User Temp%\ilg
  • %User Temp%\ns{random}.tmp\inetc.dll
  • %User Temp%\ns{random}.tmp\IpConfig.dll
  • %User Temp%\ns{random}.tmp\modern-wizard.bmp
  • %User Temp%\ns{random}.tmp\nsDialogs.dll
  • %User Temp%\ns{random}.tmp\NSISEncrypt.dll
  • %User Temp%\ns{random}.tmp\nsJSON.dll
  • %User Temp%\ns{random}.tmp\System.dll
  • %User Temp%\ns{random}.tmp\UserInfo.dll
  • %User Temp%\ns{random}.tmp\version.dll
  • %Program Files%\Spring Smart\ifs
  • %Program Files%\Spring Smart\ifs
  • %Program Files%\Spring Smart\mj
  • %Program Files%\Spring Smart\mj
  • %Program Files%\Spring Smart\tlg

(註:%User Temp%フォルダは、ユーザの一時フォルダで、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。.. %Program Files%フォルダは、プログラムファイルのフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、 "C:\Program Files"、64bitのOS上で32bitのアプリケーションを実行している場合、 "C:\Program Files (x86)" です。.)

アドウェアは、以下のフォルダを作成します。

  • %Program Files%\Spring Smart
  • %User Temp%\ns{random}.tmp

(註:%Program Files%フォルダは、プログラムファイルのフォルダで、いずれのオペレーティングシステム(OS)でも通常、 "C:\Program Files"、64bitのOS上で32bitのアプリケーションを実行している場合、 "C:\Program Files (x86)" です。.. %User Temp%フォルダは、ユーザの一時フォルダで、Windows 2000、XP および Server 2003 の場合、通常、"C:\Documents and Settings\<ユーザー名>\Local Settings\Temp"、Windows Vista 、 7 、8、8.1 、Server 2008 および Server 2012の場合、"C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Local\Temp" です。.)

ダウンロード活動

アドウェアは、以下のWebサイトにアクセスして自身のコンポーネントファイルをダウンロードします。

  • http://{BLOCKED}l.springsmart.net/if?alpha={random values}
  • http://{BLOCKED}l.springsmart.net/ii?alpha={random values}
  • http://{BLOCKED}l.springsmart.net/mg?alpha={random values}
  • http://{BLOCKED}smart.net/

ただし、情報公開日現在、このWebサイトにはアクセスできません。

その他

アドウェアは、アンインストールパッケージ機能を搭載しています。これにより、このアドウェアが作成したファイルや追加したレジストリは削除されます。


  対応方法

対応検索エンジン: 9.700
SSAPI パターンバージョン: 1.577.00
SSAPI パターンリリース日: 2014年12月25日

手順 1

Windows XP、Windows Vista および Windows 7 のユーザは、コンピュータからマルウェアもしくはアドウェア等を完全に削除するために、ウイルス検索の実行前には必ず「システムの復元」を無効にしてください。

手順 2

このマルウェアもしくはアドウェア等の実行により、手順中に記載されたすべてのファイル、フォルダおよびレジストリキーや値がコンピュータにインストールされるとは限りません。インストールが不完全である場合の他、オペレーティングシステム(OS)の条件によりインストールがされない場合が考えられます。手順中に記載されたファイル/フォルダ/レジストリ情報が確認されない場合、該当の手順の操作は不要ですので、次の手順に進んでください。

手順 3

自身のアンインストールオプションを使用し、「ADW_BROWFOX」を削除します。

[ 詳細 ]
マルウェアのプロセスの削除

手順 4

以下のフォルダを検索し削除します。

[ 詳細 ]
註:このフォルダは、隠しフォルダとして設定されている場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。  
  • %Program Files%\Spring Smart
  • %User Temp%\ns{random}.tmp

手順 5

以下のファイルを検索し削除します。

[ 詳細 ]
コンポーネントファイルが隠しファイル属性の場合があります。[詳細設定オプション]をクリックし、[隠しファイルとフォルダの検索]のチェックボックスをオンにし、検索結果に隠しファイルとフォルダが含まれるようにしてください。
  • %User Temp%\ilg
  • %User Temp%\ns{random}.tmp\inetc.dll
  • %User Temp%\ns{random}.tmp\IpConfig.dll
  • %User Temp%\ns{random}.tmp\modern-wizard.bmp
  • %User Temp%\ns{random}.tmp\nsDialogs.dll
  • %User Temp%\ns{random}.tmp\NSISEncrypt.dll
  • %User Temp%\ns{random}.tmp\nsJSON.dll
  • %User Temp%\ns{random}.tmp\System.dll
  • %User Temp%\ns{random}.tmp\UserInfo.dll
  • %User Temp%\ns{random}.tmp\version.dll
  • %Program Files%\Spring Smart\ifs
  • %Program Files%\Spring Smart\ifs
  • %Program Files%\Spring Smart\mj
  • %Program Files%\Spring Smart\mj
  • %Program Files%\Spring Smart\tlg

手順 6

最新のバージョン(エンジン、パターンファイル)を導入したウイルス対策製品を用い、ウイルス検索を実行してください。「ADW_BROWFOX」と検出したファイルはすべて削除してください。 検出されたファイルが、弊社ウイルス対策製品により既に駆除、隔離またはファイル削除の処理が実行された場合、ウイルスの処理は完了しており、他の削除手順は特にありません。


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